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[パーソナリティ障害の種類]妄想性・ジゾイド・統合失調型

・妄想性パーソナリティ障害
・ジゾイドパーソナリティ障害
・統合失調型パーソナリティ障害

この3つのパーソナリティ障害は、患者数は多いのですが、症状の程度にかなり個人差があります。

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患者本人に問題意識がないことも多いため、病院を受診して治療をうけることは少ないタイプのパーソナリティ障害です。

妄想性・ジゾイド・統合失調型パーソナリティ障害の特徴

これらの3つのタイプのパーソナリティ障害では、症状、社会生活の困難さには、かなり大きな個人差があります。

人をなかなか信じない、妄想性パーソナリティ障害

妄想性パーソナリティ障害は、周囲の人の言動を、常に自分に悪意があるのではないかと疑ってかかり、人をなかなか信じられません。

極端な例では、ささいなことで訴訟を起こしたりする場合もあります。

【妄想性パーソナリティ障害の特徴】
・疑り深く、簡単には人を信じない
・愛情が表裏一体で、裏切りを恐れる

かなりマイペースな、統合失調型パーソナリティ障害

統合失調型パーソナリティ障害は、親しい関係を築くことが苦手で、ものの考え方、発想、行動のパターンが他の人とは異なります。

周りの人からよく「奇妙」だと表現されます。

【統合失調型パーソナリティ障害の特徴】
・人とペースをあわせるのが苦手
・外の世界にあまり関心がない

孤独を好む、ジゾイド・パーソナリティ障害

ジゾイド・パーソナリティ障害とは、以前は統合失調症質パーソナリティ障害と呼ばれていたものです。

社会関係、対人関係から離れ、時には家族さえも、親密な関係をつくろうとしません。

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【ジゾイド・パーソナリティ障害の特徴】
・人と接触しようとしない
・感情の幅が狭く、よそよそしさを感じさせる

統合失調症に似ているパーソナリティ障害

妄想性パーソナリティ障害、ジゾイドパーソナリティ障害、統合失調型パーソナリティ障害、これらの3つのパーソナリティ障害は、統合失調症と似ている傾向があります。

はっきりとした精神症状はありませんが、思い込みが強く、対人関係が難しくなります。

統合失調症は、だいたい100人に1人の割合で発症しますが、これらの3つのタイプのパーソナリティ障害は、統合失調症の4〜5倍の頻度でみられるといわれています。

変わっている人と思われやすいパーソナリティ障害

この3つのパーソナリティ障害に共通している特徴は、他人とあまり打ち解けず、距離を置いて接することです。

妄想性パーソナリティ障害は、人を用意には信じない傾向があります。

ジゾイドと統合失調型はともに、周囲の人、時には家族とも関係が希薄になり、自分の世界に閉じこもりがちな人がほとんどです。

妄想性・ジゾイド・統合失調型パーソナリティ障害の対応

妄想性パーソナリティ障害、ジゾイドパーソナリティ障害、統合失調型パーソナリティ障害の3つは、それぞれタイプは違うので、対応方法は一概には言えませんが、大切な接し方は、押しつけすぎず、受け入れすぎないことです。

①質問攻めで問いつめない

「なぜそう思うのか」と質問してたたみかけたり、相手の心の中に踏み込むように関係を築こうとするのはよくありません。

②その人なりのルールを尊重する

むやみに疑われたり、相手からの手応えがないと、つい自分の考えを主張したくなりますが、そこは我慢のしどころです。相手のルールやこだわりを尊重しましょう。

③適切な距離を保ってつきあう

相手も自分もほどほどに過ごせるように距離を保つことが大切です。

◆この記事は、市橋クリニック院長、精神保健指定医の市橋秀夫先生執筆・監修「パーソナリティ障害のことがよくわかる本(講談社)」の内容に基づいて、当サイト運営事務局の心理カウンセラーが記事編集をしています。

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