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自己愛性パーソナリティ障害の治療方法はカウンセリングが中心?

自己愛性パーソナリティ障害の治療の中心は精神療法です。

カウンセリング等の精神療法による治療を通じて、自分が万能でもなく、無力でもないと考えられるようにします。

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カウンセリング・精神療法が自己愛性パーソナリティ障害の治療の中心

自己愛性パーソナリティ障害では、薬物療法は患者さんが不快に感じている症状に応じて、補助的に行われます。

自己愛性パーソナリティ障害の治療のメインは、カウンセリングや精神療法です。

精神療法では、ゆっくりと時間をかけて「万能の自分」の背後に隠れている不安感、自尊心の傷つきなどを受け止め、等身大の自分をつくり出していきます。

「結果がすべて」といった偏った考え方から、地道な努力ができ、さらにそれを楽しめるよう、少しずつ考え方を変えるのです。

家族療法が有効なことも

近年の日本社会において、自己愛性パーソナリティ障害の「患者数が若い人に増えているため、家族療法の重要性が高まってきています。

家族療法による治療では、家族も治療を通じて自分自身を見直し、自己愛性パーソナリティ障害の患者本人との接し方を修正することで、家族全員がお互いの関係をよりよいものにしていきます。

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ありのままの自分を受け入れる

自己愛性パーソナリティ障害の治療では、考え方の偏りなどに目を向けながら、少しずつありのままの自分を受け入れられるようにします。

思い描いている理想の自分と、ダメな現実の自分の両方を受け入れて、等身大のありのままの自分に近づけていきます。

小さな努力を積み重ねる

勉強、仕事に基礎から取り組み、失敗を繰り返しながら、徐々に自分の身の丈にあった目標を見つけられるようになります。

内的な価値を育てる

達成感、やりがいの感覚を育てます。

うまくいかないことを認める

うまくいかないときに「しかたがない」と割り切ったり、過去の失敗に学ぶようにします。

世の中そう捨てたものではないと考える

自分は大したことはないかもしれないが、そう捨てたものでもない、と感じられるようにします。

自己愛性パーソナリティ障害の治療まとめ

精神療法

医師と患者さんが一対一で話し、自分の内面に目が向けられるように導きます。

家族療法

場合によって、本人の治療と並行して家族療法がおこなわれます。家族、多くの場合は親の考え方、患者さんとの接し方を見直します。

薬物療法

うつ状態や不安症状に抗鬱薬を使ったり、あせり、興奮が強いときに抗精神病薬を使うことがあります。

◆この記事は、市橋クリニック院長、精神保健指定医の市橋秀夫先生執筆・監修「パーソナリティ障害のことがよくわかる本(講談社)」の内容に基づいて、当サイト運営事務局の心理カウンセラーが記事編集をしています。

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