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[まわりの人の接し方]ボーダーライン症候群の問題行動への対応方法は?

ボーダーライン症候群(境界性パーソナリティ障害)の問題行動は、周囲が騒ぐほど悪化しやすい傾向があります。

家族や恋人、友人などのまわりの人は、むずかしいでしょうが、ボーダーライン症候群(境界性パーソナリティ障害)の本人を責めたり、逆に腫れものにさわるように接したり、かばいすぎたりせず、冷静に対応しましょう。

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できるだけ落ち着いた対応を

ボーダーライン症候群(境界性パーソナリティ障害)の激しい問題行動には、最初は誰もが驚きます。

ところが、問題行動がたび重なると次第に慣れてしまい、時には腹立ちまぎれに「好きにしろ」などとけしかける人もいます。

周囲が問題行動に過剰に反応すると、ボーダーライン症候群(境界性パーソナリティ障害)の患者本人は人の注意を引こうと問題行動を重ねる傾向があります。

逆に突き放すと、絶望にかられて行動がエスカレートする場合もあります。

難しいですが、問題行動にはできるだけ落ち着いて対応してください。

適切な治療を受ければ、ボーダーライン症候群(境界性パーソナリティ障害)の問題行動はおさまります。

周囲は治療を受ける本人を支えてください。

Q.1【すぐに自殺しようとしたり、「死んでやる」などといってきます。】

騒ぎすぎず、つきはなさず、「大丈夫」のメッセージを送ってください。

自殺企図の3つのパターンのうち、よく見られるのは人の注意をひきつけておくために行うものです。

このようなときには、冷静に対応し、騒ぎすぎないようにしましょう。

時間はかかりますが、「こんなことをしなくても、見捨てないよ」と伝えましょう。

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自殺企図の3つのパターン

【注目されたい】
人の目の前で自殺を企てたり、死に至らないように調節して自殺を試み、周囲の人の気を引こうとする、ただし、本人には加減している自覚はないので、けしかけると実行してしまうこともある。

【すべてを終わらせたい】
絶望のために、何もかもあきらめてしまう。

【仕返してやりたい】
自分の望みをかなえてくれない周囲の人に、うらみを見せつけようとする。

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Q.2【興奮すると暴力をふるいます】

暴力はだめだとはっきり伝えましょう。

危険なときは逃げてもかまいません。

暴力を押しとどめ、「暴力は何の解決にもならない」とはっきり伝えましょう。

あまりにもはげしいときには「あなたが暴力をふるうから私はそばにいられない」と理由を示し、逃げてもかまいません。

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Q.3【言うことがコロコロ変わって、どれが本当か分かりません】

大切なのはあなたの意見を変えないことです。

友人関係や好みだけではなく、医師や臨床心理士との関係をあるときはよく、別のときには悪く話したりします。

これも、ボーダーライン症候群(境界性パーソナリティ障害)の特徴です。

周囲は振り回されず、自分の意見をしっかり持ってください。

疑問を感じたら、患者さんではなく、直接その相手に確かめましょう。

特に治療に関することは、医師に直接連絡しましょう。

【聞き流さず、真に受けすぎない】
いい加減に話を聞いたりすると、敏感に察知します。

【質問責めにせずに自分の意見を言う】
話につじつまが合わないことがあっても、追求したりせず「私はこう思う」と意見を伝えてください。

【自分で確かめる】
気になる内容、心配なことがあった場合には、その相手に直接確認しましょう

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◆この記事は、市橋クリニック院長、精神保健指定医の市橋秀夫先生執筆・監修「パーソナリティ障害のことがよくわかる本(講談社)」の内容に基づいて、当サイト運営事務局の心理カウンセラーが記事編集をしています。

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