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ゲーム依存症の治療方法は?うつ病と合併も?改善・克服のために

ゲーム依存症の治療は、それぞれの患者さんに合わせたプログラムで進められます。

ゲーム依存症の患者さんは、医師と話したり、問診を通じて生活を見直したりするうちに、自分がゲーム依存症(ネット依存症)で治療が必要だと理解するようになります。

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うつ病を合併することが多いゲーム依存症

ゲーム依存症やネット依存症に限らず、依存症とうつ病を合併することは多くみられます。

これは、ゲーム依存症が原因でうつ病を発症するというより、むしろ結果といえるでしょう。

やめなくてはいけないとわかっていることをやめられない自分を責め、自己嫌悪に陥り、うつ病へと進んでしまいます。

薬物療法も[うつ病とゲーム依存症の治療]

ゲーム依存症やネット依存症とうつ病が合併している場合は、依存症の改善とあわせてうつ病の治療もおこないます。

薬物療法を検討しつつ、精神療法を進めていきます。

うつ病に陥って自己否定していていも、客観的に見ると誰にでも必ず長所はあるものです。

本人はそこに気づいていないので、周囲の人が「あなたはとても理論的に物事を考えられる人だ」「慎重な性格だ」などと気づかせてあげることも必要でしょう。

ゲーム依存症の本人もよくないと自覚している

ゲーム依存症(ネット依存症)の診察のときに医師が患者さんに「今の状況で本当にいいんですか?」と聞くと、たいてい「よくない」と答えるそうです。

ゲーム依存症の患者本人も、学校も行かなくてはならないし、仕事もしなくてはならない、そのためにゲームの時間を減らさないといけないことは自覚してわかっているのです。

その健康な部分をみつけて、医師から「ネットの使用時間を減らしませんか」と提案します。

ゲーム依存症の治療は患者さんのペースで

単にゲームやネットの使用時間を減らそうとするだけでは、ゲーム依存症の治療はうまくいきません。

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人によってゲーム依存症・ネット依存症になった理由、原因、依存の度合いや期間も違います。

その特徴をつかみ、ゲーム依存症の改善のために個々の治療方針を決めていきます。

ゲーム依存症・ネット依存症の解決すべき問題

ゲーム依存症やネット依存症の治療は始まったばかりです。

治療データの蓄積も少なく、問題が山積みしている現状です。

治療者の不足

精神疾患のひとつとしてゲーム依存症(ネット依存症)の治療をおこなっていると公表している医療機関(病院)は、2013年2月の時点で日本全国に2ヶ所しかない。

受診しない人が多い

来院するゲーム依存症(ネット依存症)患者さんは氷山の一角で、周囲の人が気づいて本人が受診しないと改善・治療に結びつかない。

治りにくい例がある

もともと引きもこりがあって、暇つぶしからゲームやネット依存症になった場合は治療での改善が困難。一見、ネットにハマった後に引きこもりになった場合と同じ状況に見えるが、ひきこもりから始まった場合は、ひきこもりの原因を取り除かないと、ゲーム依存症・ネット依存症が治ってもひきこもったままになる。

ゲーム依存症の改善の糸口は?

ゲームやネットにハマっているために心身の健康は損なわれていても、心の奥には健康な部分が残っているはずです。

その健康な部分を回復の糸口にして、徐々にゲームやネット以外のことにも目を向けるよう働きかけていきます。

ゲームやネットは強力な魅力を持っているが、本人が病気に気づき、治りたいという意欲を持つことが大切です。

本人がその気になったら、依存状態から脱却しやすく、改善が期待できます。

ゲーム依存症の改善の流れ

ネットゲームをやりたい

こんなことをしていたらダメだ

治療をしようという意欲を持つ

ゲーム使用の時間を減らさないと

なにか代替のものを見つける

ゲーム以外のことに目を向ける

新しい自分になる

◆この記事は、独立行政法人国立病院機構 久里浜医療センター院長、精神科医である樋口進先生執筆・監修「ネット依存症のことがよくわかる本(講談社)」の内容に基づいて、当サイト運営事務局の心理カウンセラーが記事編集をしています。

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