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今だから言える、元ネット依存症患者からのメッセージと感想

ネットに夢中になり、多くのものを失い、抜けようと苦しみ、ようやく回復しはじめているネット依存症患者。

そういう経験をした人達だからこそ、多くの人に「正しく知って欲しい」と言えるのです。

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依存症になりかかっている人へのメッセージ

ネット依存症から抜け出すのは大変な決意が必要です。

一時の楽しさを捨てたくないからと、そのままの生活を続けていたら落ちていくだけです。

早ければ早いほど戻れます。

まずは自分が病気だと認めること。

人生を投げ出さず、正しい知識を得て、真剣に考えてください。

ネット依存症で失ったもの

ネット依存症から回復しつつある人が失ったものは次のようなものです。

あとで気づいても、取り戻せないものがあります。

・健康
・夫、妻
・新婚生活
・貴重な時間
・成績
・お金
・思い出
・リアルな友達
・女としての自分
・清潔感
・肌の張り
・恋
・普通の生活
・仕事
・成績
・感情
・信用

得たもの

・おもしろかった、という記憶
・機器を操作する技術

元ネット依存症患者が伝えたいこと

反省したり、後悔したり、元ネット依存症患者の体験を、それぞれの段階にいる人達へ、伝えます。

ハマり始めている人へ

【ネットの友人はほどほどに】
僕が完全にネットをやめられないのは、ネットに友人がいるからです。長い時間一緒に過ごしたので、やめるにやめられない。リアルの友達を切るのと同じか、それ以上につらいです。ネットであまり深い友人関係を築かないようにした方がいいです。

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【無理にでも人とつき合う】
大学に入ったとき、サークル活動に入るとか、外との交流をもてばよかった。もともと人づきあいは面倒だったので、中学や高校のときの数少ない友人から年賀状が来ても、返事を出さなかったんです。気づいたら友達はひとりもいなかった。無理をしてでも人と関わらないとダメだったんですね。

治療中の人へ

【ネット依存症は治ります】
2ヶ月前に病院に来た頃は家から出ずに一日中ゲームをしていました。今はバイトに行ってるので、ゲームは帰宅してから平日は4〜5時間、休日は8時間くらい。多いと思うでしょうが、それでも時間は減りました。夕食もきちんと食べます。友人とごはんを食べに行ったりもします。通院はまだしていますが、普通の生活に戻れたと思います。自分にとってはこれが回復です。

治そうと決意した人へ

【まずは見た目を整えて】
外に出ない生活だったので、まともな服もない。化粧どころか顔を洗わないこともあったんです。通院していたとき、ふとガラスに映った自分の姿に「女を捨てている」と思いました。見た目の印象も大切。髪を切り、眉を整え、清潔感のある格好をしようと思いました。

患者さんの親から

【大学生だから黙認していた】
大学に通い始めたころ、部屋にこもっている時間が長くなっていました。でも、勉強しなさいと言う必要ももうないし、自宅にいるので心配していませんでした。ところがネットにハマっていたのです。学校にもバイトにも行かなくなって、ようやくことの重大さに気づきました。

【子守りにゲームを使った】
共働きでした。夕食の支度をしているときや、自分たちが晩酌をしている間は、テレビゲームをさせていました。おとなしく遊んでいたので、いい方法だと思っていました。でも、それでネットゲームへのしきいが低くなってしまったような気がします。

◆この記事は、独立行政法人国立病院機構 久里浜医療センター院長、精神科医である樋口進先生執筆・監修「ネット依存症のことがよくわかる本(講談社)」の内容に基づいて、当サイト運営事務局の心理カウンセラーが記事編集をしています。

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