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[家族の対応]ゲーム依存症を改善し克服するために大切なこと

子どもがゲーム依存症[ネット依存症・スマホ依存症]になってしまうと、「勉強しない」「仕事に行かない」と親や家族は心配し、病院で治療を受けて欲しいと思うものです。

しかし、ゲーム依存症本人に「病院に受診しに行こう」と行っても反発するだけです。

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これは医学的には「否認」といいますが、ゲーム依存症患者の普通の反応です。

ゲーム依存症の本人も「よくない」とわかっている

ゲーム依存症になってしまっている子どもの様子は、親や家族からは「ゲームやネットにハマっても悪いと思っていない」ように見えます。

「ゲームさえできればいいのか!」と怒りがわくこともあるでしょう。

しかし、ゲーム依存症の患者本人も、本当にいいと思っている人はほとんどおらず、「このままではまずい」と頭ではわかっています。

親や家族は感情的にならずに落ち着いた接し方を

親や家族から「やりすぎだ」と言われ、ゲームやネットへの依存を認めてしまうとやめなくてはなりませんが、それでもやめられないから依存症なのです。

依存症を改善するための治療に結びつけるためには、ゲーム依存症患者本人の否認への適切な対応がカギとなります。

親や家族は感情的にならず、落ち着いた冷静な姿勢で「治療が必要だと思う」「専門家に相談しよう」と本人を説得をしていきましょう。

本人のことを信じて、声にならない「助けて」を聞き取ってください。

ゲーム依存症の治療には家族の支えが大切

依存状態を認めない「否認」は、ゲーム依存症患者本人の本心からの言葉ではありません。

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ゲーム依存症の治療に取り組んでいても、回復は一進一退です。

家族も治療に参加しようという決心が本人の心の支えになります。

・結果ではなく努力を認めてほめる
・口に出さない「助けて」の声を聞く

依存症患者の否認は自然な反応

強く出れば強く反発する、これは自然な反応で、否認は自己防衛本能のひとつです。

ネット使用やゲームをやめさせたくても、強引に取り上げたり切断するなどの実力行使は、さらなる騒動のもとになりかねません。

「ネットのやりすぎでは?」「ネット依存症では?」「治療が必要では?」と家族が問いつめても本人はなかなか認めません。

本当はやめたい、やめないといけない、と本人もわかっていることを、親や家族は信じましょう。

問題を認めると、大好きなネットをやめなくてはならないのが怖いのです。

やめられないのは、本人の性格でもなく、意志が弱いわけでもなく、病気だという理解が必要です。

無理に取り上げると暴力に発展することも

親や家族がゲーム依存症患者のことを毎日責め続けたり、パソコンやスマホをいきなり取り上げたり、接続を切ったりするのはよくありません。

取り上げたり、本人を精神的に追いつめると、本人も頭では「よくない」と自覚してわかっているので、理屈では反論できない分、暴力に発展することがあります。

本人が暴力的になると、家族は腫れ物にさわるような態度になってしまい、ネット依存症を重症化させてしまいかねません。

【タイミングをみる】
・ネットの最中に話しかけない
・ネットを始める前に話かける
・自分の気持ちが落ち着いているときに冷静に話をする

◆この記事は、独立行政法人国立病院機構 久里浜医療センター院長、精神科医である樋口進先生執筆・監修「ネット依存症のことがよくわかる本(講談社)」の内容に基づいて、当サイト運営事務局の心理カウンセラーが記事編集をしています。

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