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アスペルガーの原因は親の愛情不足やコミュニケーション不足?

ひと昔前では、アスペルガー症候群の延長線上にある自閉症について、親子の愛着関係やコミュニケーション不足、いわゆる子育てが自閉症の発症に関係していると言われていた時代がありました。

しかし、現在では、専門的な研究が進み、親子関係と自閉症の発症には因果関係がないことがはっきりしています。

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自閉症と同じように、発達障害のひとつであるアスペルガー症候群においても、親子のコミュニケーション不足や愛情不足、育て方が直接の発症原因となることはありません。

親の子育てが悪かったから子どもがアスペルガー症候群になってしまった、と親が責任を感じることはないのです。

親の育て方やコミュニケーション不足がアスペルガーの原因ではない

親子間の関係やコミュニケーション不足と、アスペルガー症候群の発症との間には直接的な因果関係はありませn。

親の育て方が悪くて子どもがアスペルガー症候群になった、と思って親が自分達を責める必要はないのです。

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アスペルガー症候群は遺伝が原因?

アスペルガー症候群の子の親や親族に、アスペルガー症候群の特徴を持つ人がいることがよくあることが経験的に知られています。

親子である程度性格が似ているように、アスペルガー症候群の行動特性も親子で似ることがあります。

複数の遺伝子がアスペルガー症候群の発症に関係していると考えられています。

親子関係がアスペルガー症候群の直接原因にはならない

アスペルガー症候群の発症と、親子の人間関係には因果関係がないことが研究でわかっています。

発達障害であるアスペルガー症候群は、先天的な生まれつきの行動特性であり、親子のコミュニケーションの不適切が原因になっているのではありません。

親の愛情不足やコミュニケーション不足が、アスペルガー症候群の直接の発症原因になることはありません。

とはいえ、アスペルガー症候群の子どもの親や兄弟、親戚などには、同じようにアスペルガーの特徴を持っている人が多くみられる「家族性」があります。

アスペルガー症候群の発症には、なんらかの遺伝的要素があると考えられています。

◆この記事は、元東京大学医学部附属病院小児科医長、お茶の水女子大学大学院教授の榊原洋一執筆・監修「ササッとわかるアスペルガー症候群との接し方(講談社)」の内容を元に、当サイト運営事務局の心理カウンセラーが記事編集をしています。

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