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アスペルガー症候群は病気、障害?それとも性格が原因?

アスペルガー症候群は発達障害のひとつですが、一般にいう病気や障害とは少し違います。

そういう意味では、アスペルガーは、まわりの人とは違ったタイプの「性格」「個性」「特性」といってもいいかもしれません。

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アスペルガーは自閉症と同じ発達障害のひとつ

アスペルガー症候群は、自閉症などと同じ発達障害に含まれます。

アスペルガーの子どもは、心の働きが他の子どもとは異なることによる行動の特徴が現れますが、一般的にいわれる「病気」の概念とは少し違います。

例えば、風邪の場合、身体を休めたり、薬を飲んだりすることで、発熱やせき、鼻水などの症状をおさえることができます。

また病気の場合、手術で悪いところを切除すれば治る、完治ししなくても薬で痛みを抑えることができる、などの治療が可能な病気もあります。

しかし、アスペルガー症候群は、病気よりもむしろ性格や個性に近い状態で、薬や手術といった医学的な治療法で治す「病気=疾患」とは位置づけが違います。

夜なかなか眠れない人は「神経質な性格」といえますが、その状態が悪化すると「不眠症」という病名がつくのと同じようなことです。

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アスペルガー症候群の行動や考え方も、性格や特性のひとつといえます。

アスペルガー症候群は病気ではない

アスペルガー症候群は病気とはニュアンスが異なります。

アスペルガー症候群は、医学的な治療対象ではありません。

他者と上手にコミュニケーションをとれないのは、病気というよりも性格的な傾向ととらえた方がわかりやすいでしょう。

風邪の場合の治療と、アスペルガー症候群の場合とを比べてみてみましょう。

アスペルガー症候群が病気ではなく、性格や個性、特性ということがわかりやすくなります。

風邪の場合

【原因】ウイルス感染によって体内に炎症がおこる

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【症状】発熱・くしゃみ・はなみず・せき・のどの腫れ

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【治療】休息・解熱剤、鼻水や咳をおさえる薬、うがい薬の服用

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【治療できる】

アスペルガー症候群の場合

【原因】心の働きがほかの子とくらべると違う

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【症状】コミュニケーションの障害・強いこだわり・過敏な知覚

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【治療】服薬などの医学的な治療対象ではない

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【治る・治らない、という考え方は合わない】

◆この記事は、元東京大学医学部附属病院小児科医長、お茶の水女子大学大学院教授の榊原洋一執筆・監修「ササッとわかるアスペルガー症候群との接し方(講談社)」の内容を元に、当サイト運営事務局の心理カウンセラーが記事編集をしています。

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