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アスペルガー症候群は犯罪者に多い?【親の心配】

アスペルガー症候群などの発達障害には犯罪者が多い、と思われていることが多いようです。

実際、アスペルガー症候群と犯罪には何かしら関係があるのでしょうか。

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アスペルガー症候群は犯罪を起こしやすい?

アスペルガー症候群と少年犯罪に関わりがあることを示すデータはありません。

よく言われている、少年犯罪の原因が発達障害にある、というのはまったくの誤解といえます。

日本には、アスペルガー症候群だからといって犯罪をおこしやすいことを示すデータはありません。

また、世間を騒がすような凶悪犯の中に、アスペルガー症候群の人が多いという事実もありません。

アスペルガー症候群は人間関係が不安定

ただ、アスペルガー症候群の特有の行動が、ある一面では犯罪行為とみなされてしまう側面はあるかもしれません。

アスペルガー症候群は、その特性が原因のひとつとなり、ミスコミュニケーションを起こしやすい傾向があります。

アスペルガー症候群の子は、相手の気持ちを理解することが苦手なため、犯罪を起こすつもりはないのに、相手に嫌悪感や恐怖感を与え、それが犯罪のきっかけになってしまうこともあり得るのです。

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そのため、少年犯罪を起こしたアスペルガー症候群の子どもを調べると、そのやり方は非常につたないものが多く、人間関係の理解の不十分さが原因である場合が多いといえます。

この事実は、アスペルガー症候群の子が、人間関係の上に成り立っている社会の仕組みを十分に理解できていないことを示しています。

アスペルガー症候群の子が犯罪を犯しやすいデータはない

アスペルガー症候群の子は、相手の表情や仕草からその気持ちを察することが難しいものです。

相手が自分の行動に対して嫌悪感を持ったり、ときに恐怖を感じたりすることになかなか気づきません。

決して悪気はないのに、自分でも気づかないうちに犯罪の領域に踏み込んでしまうことはあります。

とはいっても、アスペルガー症候群の子が、特別に少年犯罪をおこしやすいというわけではありません。

【通常の犯罪】
・だます
・不正
・ごまかす
・うらみ
・にくしみ
・悪意

【アスペルガー症候群の子が起こす犯罪】
・人間関係のもつれによる犯罪

社会の仕組みが分かっていたいために起こしてしまう犯罪

◆この記事は、元東京大学医学部附属病院小児科医長、お茶の水女子大学大学院教授の榊原洋一執筆・監修「ササッとわかるアスペルガー症候群との接し方(講談社)」の内容を元に、当サイト運営事務局の心理カウンセラーが記事編集をしています。

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