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アスペルガーの子は興味の範囲や対象に偏りがある?

親や周りの人からみると、アスペルガー症候群の子どもの興味の幅が狭いことに不安を感じるかもしれません。

確かに、アスペルガー症候群の場合、興味の範囲や興味の偏り、興味を持つ対象に偏りがある場合が多く見られます。

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アスペルガーの子は興味の範囲や対象に偏りがある

アスペルガー症候群の子は、自分の興味のある範囲だけを深く掘り下げていくため、興味の幅が狭くなり偏ってしまいがちです。

興味の範囲が狭くて深い分、人の話をさえぎって自分の知識をしゃべるようなケースもあり、他人の誤解を招いてしまうことがあります。

このような場合は、自分以外の人のためにその知識を活用するよう促してみるとよいでしょう。

興味のあること、得意な分野を活かす方法を

例えば、アスペルガー症候群の子がコンピューターが得意なら、上手に扱えない人のところに出向いて設定方法を指導するといった方向に持っていくのです。

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アスペルガー症候群の本人が、自分の知識が人の役に立つことを学ぶきっかけになり、コミュニケーション能力の向上にもつながります。

ある意味でアスペルガー症候群の子を持つ親や周りの大人は、「幅広い知識を持った方がよい」という一般常識を疑ってみる必要があります。

日常生活に必要な常識を身につけた上で、苦手な分野は無理強いせず、アスペルガー症候群の子の得意分野を十分に伸ばしていくのが望ましい対応といえます。

興味の範囲を無理に広げなくてもいい

アスペルガー症候群は、自分の関心のある分野を深く掘り下げる傾向があり、興味の幅が限定的になりがちです。

そのために、人の話をさえぎって自分の知識を披露することもあり、周囲の人から誤解されやすいのです。

親や周りの人は、アスペルガー症候群の本人が自分以外の人のためにその知識を活用できるように促してみるとよいでしょう。

自分の知識が他の人の役に立つことを学ぶ経験にもなり、コミュニケーションスキルの向上にもつながります。

アスペルガー症候群は生まれつきの行動特性から上手にできない分野もあります。

無理に興味の幅を広げようとするよりも、得意分野を寿分に延ばすことを考えてみましょう。

◆この記事は、元東京大学医学部附属病院小児科医長、お茶の水女子大学大学院教授の榊原洋一執筆・監修「ササッとわかるアスペルガー症候群との接し方(講談社)」の内容を元に、当サイト運営事務局の心理カウンセラーが記事編集をしています。

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