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服装にもこだわりがある?アスペルガー症候群の触覚・身体感覚

感覚が敏感すぎるアスペルガー症候群の子どもたちは、聴覚や視覚だけでなく、触覚や身体感覚にも独特の感受性があります。

そのため、アスペルガー症候群の子の中には、同じ服装に強くこだわりを持ったりすることもあります。

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皮膚感覚や身体感覚も過敏なアスペルガー症候群

私たちは、数ある情報から、自分の必要なものだけを取り出すということを自然に行っています。

多くのアスペルガー症候群の子は、この不必要な情報をうまく排除することができないため、特有の感覚に悩まされています。

これは聴覚や視覚だけでなく、触覚にも言えることです。

なぜアスペルガーは同じ服装にこだわりがあるのか?

通常、服を着たり靴を履いたりしていても、その感覚を意識することはありません。

しかし、アスペルガー症候群の子どもの中には、この感覚が常に意識にのぼってしまうという子がいます。

何か他のことをしていても、服が身体に触れる感覚や、靴が足を覆っている感覚が気になって仕方がないのです。

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触覚への刺激が痛みを伴う場合もあり、雨粒が皮膚に当たると痛みを感じる子もいます。

また、身体感覚がうまくつかめないケースもあり、こたつの中で自分の足がどこにあるのかわからなくなり、こたつから出られなくなることさえあるのです。

触覚への刺激が意識にのぼってしまう

アスペルガー症候群の子は、必要な情報以外のものにフィルターをかけることができないので、通常なら意識しない「服が身体に触れる感覚」や「靴が足を覆っている感覚」などが気になって仕方がありません。

【一般的な人】
身につけていることはわかっているが、皮膚に当たっている感覚を意識することはない。

【アスペルガー症候群】
身につけているものの刺激が意識にのぼってきて気になる。

身体感覚がうまくつかめないことも

私たちは通常、目をつぶっていても自分の手や足がどういう状態になっているか理解できます。

しかし、アスペルガー症候群の中には身体感覚がわかりづらく、例えばこたつの中に入ると自分の足の位置がわからなくなってしまう子もいます。

◆この記事は、元東京大学医学部附属病院小児科医長、お茶の水女子大学大学院教授の榊原洋一執筆・監修「ササッとわかるアスペルガー症候群との接し方(講談社)」の内容を元に、当サイト運営事務局の心理カウンセラーが記事編集をしています。

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