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うまく話せない?ADHDとLD(学習障害)の子どもの対応方法について

言いたいことがあっても、いざ話そうとするとうまく話せなくなってしまう。。。

そんな風にうまく話せないことが多いADHDやLD(学習障害)の子どもたちも、ちょっとした手がかりやきっかけがあれば話しやすくなります。

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なぜ、うまく話せないのか?【LD(学習障害)・ADHD】

話すことと聞くことは、ちょうどコインの裏表の関係、まさに表裏一体の関係といえます。

ADHDとLD(学習障害)の子どもの場合、相手の話を聞くことがうまくできていないために、話の内容についての理解があいまいになり、コミュニケーションや会話ができない場合があります。

言葉の表現や言い回しもなかなか身につかないので、その結果、うまく会話ができない、話せない、という原因になっています。

ADHD・LDの子が上手に話せないその他の理由

・話す内容を頭の中で整理できていない
・文の決まり事や副詞や助詞について理解できていない
・吃音などもあり、話すことに抵抗がある
・友達にバカにされるのではないか、と自信をなくしている

ADHD・LD(学習障害)に起こりやすい問題

・自分から友達の輪に入ることを避けるようになる
・話すことが苦手なため、言いたいことがあっても話さない

子どもが「自分から話してみよう」と思える対応を

どんな原因や背景があっても、ADHD・LD(学習障害)の子ども自身の「話したい」という欲求や意欲が、うまく話せるようになるための最大の原動力になります。

親や教師からの「その言い方はおかしい」「もう一度やりなおして」などという注意の言葉は、LD(学習障害)やADHDなどの発達障害の子どものやる気を低下させ萎縮させてしまいます。

聞き手となる親や教師などの大人は、おだやかに落ち着いた対応をしてきましょう。

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ほんの少し手を差し伸べれば話せる

・頭の中で話す内容を整理できない
・思っていることをうまく言葉で表現できない

などが理由で、話をすることに苦手意識を持つADHDとLD(学習障害)の子どもは、ちょっとした会話のヒントを示せば話しやすくなります。

【話せないときの対応例】絵を見て話す内容をまとめる

「いつ」という時間を表す絵
「だれと」という人を表す絵
「どこで」という場所を表す絵

これらの絵を見ながら、話をする練習をします。

視覚的なヒントがあることで、ADHD・LDの子の頭の中でごちゃごちゃになっている話題をまとめる助けになります。

【話せないときの対応例】場面のカードをみながら話す

・お風呂に入っている
・食事をしている
・勉強をしている
・テレビを見ている

などの場面を表すカードの中から、「きのうのできごと」等のテーマに合ったものを選ぶ。

そのカードに番号を書き込むことで、話す内容を整理することができる。

【話せないときの対応例】絵とカードで助詞の使い方を練習する

LD(学習障害)・ADHDの子どもが、「が」「は」「を」などの助詞をうまく使えず、文章の組み立てがうまくできない場合には、絵をカードを使い、「を」「が」「は」「に」「で」などの穴埋めをしたりして、正しい言葉の使い方を身につける。

吃音や構音障害が原因の場合の対応

吃音がある場合は、親や先生などの大人と一緒に発音しながら声を出す練習をするといよいでしょう。

大人が一緒に読むことで、子どもは安心感を感じてリラックスして取り組むことができます。

「さ」が「しゃ」になるなど、正確な発音ができない構音障害には、風船をふくらませる、頬を動かしながらクチュクチュ音を立ててうがいをするなど、口腔機能を鍛える対応がよいでしょう。

◆この記事は、東京都杉並区立済美教育センター指導教授、早稲田大学大学院教育学部教職研究科非常勤講師、月森久江先生執筆・監修「ADHD LDがある子どもを育てる本(講談社)」の内容を元に、当サイト運営事務局の心理カウンセラーが記事編集をしています。

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