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運動能力が低い?運動音痴なADHDやLD(学習障害)への対処方法

ADHD、LD(学習障害)がある子の中には、不器用で運動が苦手、運動音痴な子がいます。

ADHDやLD(学習障害)での運動能力の低さは、縄跳びやボール遊びなどの運動が苦手な場合で多く見られます。

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運動音痴、運動が苦手なLD(学習障害)とADHDの原因は?

ADHDやLD(学習障害)の子どものなかには、空間イメージをうまく持てない子もいます。

空間をうまくイメージできない子は、自分の身体の部位や動きを意識する力も弱い場合もあります。

そのため、身体をどう動かせばいいのか分からないので、ボールをうまく扱えなかったり、新しい運動を覚えるのが難しかったりすのです。

運動音痴な原因[LD(学習障害)/ADHD]

・自分の手足の左右に対する意識が弱い
・脳からの命令系統にかたよりがある
・失敗続きで、心理的な抵抗感を持っている

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運動が苦手で起きる問題

運動が苦手なLD(学習障害)やADHDの子は、学校の体育の授業で、みんなの動きについていくことができず、スポーツや運動全般に対して劣等感を感じがちです。

その影響もあって、友達と一緒に遊びたがらなくなることもあります。

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対応方法「身体意識を育てる」

動きがギクシャクしていて運動が苦手なLD(学習障害)やADHDの子に対しては、自分の身体への意識を強める対応から取り組み始めます。

身体意識は、実際に身体を動かしていくことで育つ力です。

「運動は嫌い」という子でも楽しめるように、全身を大きく使う遊びや、ゲームを取り入れる学習方法がよいでしょう。

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成功体験を積み重ねていく

運動が苦手なADHDやLD(学習障害)の子どもに、無理に他の子どもたちと同じように運動をやらせるのではなく、能力に応じて課題や量やレベルを調整して、成功体験を増やしていくことを心がけましょう。

多くの人前で体操や演技、運動することに、強い抵抗を感じるLD(学習障害)やADHDの子は、「どうせできない」「失敗するのは嫌」という気持ちが強いのです。」

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人前での運動を嫌がるときは、できるところだけ、自由な動きでよい、など無理強いせず、まずは参加することを促します。

まわりの子と比べたりせず、できていることを伝え、評価してほめてあげましょう。

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身体意識を育てる対処法

対応例【身体の左右を意識させる旗揚げゲーム】
赤と白の旗を持ち、「右上げて」「左上げて」「右下げる」などの指示で旗を上げ下げするゲームをする。

旗の色が違うことで、視覚的な情報からも左右を判別する手助けにもなる。

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運動用具を扱うために

対応例【ボールに慣れる】
ボールを身体の周りで転がすなど、まずはボールに慣れるようにする。

飛んでくるボールを怖がる子もいるので、はじめはボールではなく、風船やビーチボールなどを使用するのもよい。

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リズム感を養いタイミングよく動くために

対応例【リズムに合わせてケンケンパー】
体操やダンスに書かせないリズム感を養うために、手拍子に合わせて「ケン・ケン・パー」と、リズミカルに片足とびと両足着地の動きを繰り返す練習が効果的。

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◆この記事は、東京都杉並区立済美教育センター指導教授、早稲田大学大学院教育学部教職研究科非常勤講師、月森久江先生執筆・監修「ADHD LDがある子どもを育てる本(講談社)」の内容を元に、当サイト運営事務局の心理カウンセラーが記事編集をしています。

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