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    統合失調症の治療は入院が必要?それとも外来通院?

    統合失調症の治療では、外来による通院治療と、入院治療の2つの治療方法がおこわなれています。

    外来通院がいいのか、それとも入院した方がいいのか、どちらの治療方法にするかは総合的に判断していきます。

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    統合失調症の治療 | 通院か入院かの判断基準は?

    統合失調症の治療において、通院か入院かの判断材料は主に次の4つになります。

    ①自分で病気という自覚(病識)があるか、家で薬をしっかり飲めるか

    ②家族の手に負えない病状かどうか、幻覚や妄想に振り回された行動の有無

    ③本人や家族など周囲の人の傷つけるリスク(自傷他害の危険性)

    ④合併症があるか

    入院は基本的には患者本人の意思を尊重する

    統合失調症患者本人の意思が尊重されるのは当然ですが、病気の重症度によっては、本人の意思に反して入院治療となるケースもあります。

    早期治療の必要があるのにもかかわらず本人が同意せず拒否し続ける場合や、自傷他害によって取り返しのつかない事態になる危険性がある場合などは、強制的に入院治療となります。

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    通院治療の場合でも、統合失調症の治療中に病状が悪化したときに入院治療へと移行することがあります。

    幻覚や妄想がひどい場合には入院治療が必要

    統合失調症の前兆や兆候がみられる前駆期に病気に気づいた時や、急性期に入っていても症状がそこまで重くない場合には、外来通院で治療することが可能です。

    ですが、急性期の陽性症状である幻覚や幻聴、妄想がひどい場合、また本人の言動に大きな影響が出ている場合には、外来治療ではなく入院が必要となります。

    「誰かに見張られている」「近所の人に嫌がらせをされている」といった妄想がひどく、警察に苦情を言いに行ったり、「食べ物に毒が盛られている」と食事を拒否する場合など、家族の手に負えない状態などは入院する必要があるでしょう。

    また、本人に病識がなく、自分が統合失調症だと認めずに薬を飲みたがらない場合にも、入院する必要があります。

    リストカット等の自傷行為をしたり、攻撃性が強くて家族や他人に危害を加えるリスクがある場合にも、取り返しがつかなくなる前に入院治療をする必要があるでしょう。

    ◆この記事は、国立精神・神経医療研究センター神経研究所疾病研究第三部部長である功刀浩先生執筆・監修の「図解やさしくわかる統合失調症(ナツメ社)」の内容を元に、当サイト事務局の心理カウンセラーが記事編集を行っています。

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