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統合失調症の入院治療4つのステップで病気の回復を

統合失調症の入院治療では、薬物治療、精神療法、、カウンセリング、リハビリテーション等がおこなわれ、ひとつずつ段階を経て病気からの回復を目指していきます。

入院中では家族と面会できない時期もありますが、あせらずに辛抱強く見守ることも大切です。

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統合失調症の入院治療4つのステップ

統合失調症では通院治療以外に入院治療がおこなわれるケースも少なくありません。

統合失調症の入院治療は次の4つのステップを経て行われていきます。

①ゆっくりと休養する
②幻覚や妄想などの症状が軽減する
③自立した日常生活をおくる
④退院に向けた準備をする

それぞれの段階について、もう少し詳しく見てみましょう。

①ゆっくりと休養する

統合失調症の入院地治療においては、自分で病気だという自覚がない(病識がない)急性期では、閉鎖病棟で入院治療することも少なくありません。

閉鎖病棟で、は出入り口に鍵がかかっていて自由にできない病室で治療を受け、自傷行為や周りの人に危害を加える危険性がある場合には「保護室」という鍵がかかった個室に入院する例もあります。

統合失調症の入院治療では、まずは十分に睡眠時間をとり、しっかりと休養をとり、興奮状態や焦燥感をおさめます。

②幻覚や妄想症状が改善する

統合失調症の消耗期に入ると、幻覚や妄想などの陽性症状が軽減し、自分が病気であると自覚できるようになってきます。

激しい症状がおさまってくると、閉鎖病棟から開放病棟(自由に外出できる)に移ることもあります。

③自立した日常生活をおくれるようになる

幻覚や妄想などの激しい症状も落ち着き、徐々に病状が回復してくるにつれ、少しずつ自立した日常生活がおくれるようになってきます。

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朝起きて、ちゃんと服を着替えて、本や新聞を読んだり、他の入院患者と会話するようにもなります。

また、この時期からは、病院での集団療法や作業療法に取り組み始めます。

④退院のための準備をする

この段階になったら、外出や外泊を少しずつスタートしていきます。

また、集団療法や作業療法にも積極的に取り組むようになります。

統合失調症の治療に必要な時間・期間は、人によって個人差があるので、この4つ段階を誰でも同じ早さで治療が進むわけではありません。

本人にあったペースで治療をすすめ、統合失調症の回復を目指すことが大切です。

入院中は症状が回復するまでしんぼう強く見守る

特に、入院が初めての場合では、統合失調症患者本人のことが心配になって、家族が毎日のように面会希望するケースもあります。

しかし、入院してからしばらくの間、統合失調症の急性期では家族の面会が禁止になる場合が多いので注意しておきましょう。

急性期が過ぎれば、定期的に家族が面会することもでき、患者本人にとっても治療の励みになります。

ただ、人によって治療期間に個人差が大きく、数ヶ月の場合もあれば1年以上かかる場合もあります。

統合失調症の入院治療では焦りは禁物です。

家族は辛抱強く、症状の回復を見守ることが大切です。

退院後は統合失調症の再発防止と社会復帰を

退院してからは、通院治療を続けることになります。

統合失調症は再発率の高い病気ですので、通院と服薬をきちんと続けるようにしましょう。

通院と服薬を続ければ、数ヶ月から2年間程度の期間で徐々に元の状態に回復していくものです。

ただ、統合失調症は完治する病気ではなく、完全に元通りになるということは少ない傾向があり、また若干の症状が残ることも多い病気であるということについては理解が必要です。

◆この記事は、国立精神・神経医療研究センター神経研究所疾病研究第三部部長である功刀浩先生執筆・監修の「図解やさしくわかる統合失調症(ナツメ社)」の内容を元に、当サイト事務局の心理カウンセラーが記事編集を行っています。

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