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生活リズム改善が統合失調症のリハビリ効果になる!?

統合失調症の治療は、薬による薬物治療とリハビリテーションが大きな2つの柱になります。

リハビリは、病院や施設だけで行うものではなく、生活そのものがリハビリテーションになるのです。

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生活環境はリラックスして落ち着ける環境を|統合失調症

統合失調症の人には、リラックスして安心できる環境が必要です。

音に敏感になる症状や、話し声を自分の悪口と思い込んでしまう妄想症状がある場合などは、静かに心落ち着ける環境を求めていることが多くみられます。

統合失調症の患者本人にとって、自分の部屋が落ち着けるのであれば、家族は無理に部屋から出させようとする必要はありません。

リビングなど家族の共有スペースは、統合失調症の人が安心して入れるように静かで落ち着いた空間をつくることを家族は心がけましょう。

規則正しい生活リズムを取り戻す

統合失調症を発症すると、昼夜逆転の生活になったり、食事も食べたり食べなかったりと、生活リズムが不規則になってしまっていることが多いものです。

生活リズムが乱れてしまっている場合には、徐々に規則正しい生活リズムを取り戻すように家族は援助していきましょう。

自分の部屋にこもって出てこない場合には、毎日決まった時間に「おはよう」「おやすみ」などと声をかけ、食事の時間も決まった時間に用意するなど、家族が規則正しい生活パターンをつくってあげる対応が大切です。

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すぐに忘れてしまう認知機能障害によって、自分の身の回りのことがうまくできないときには「寝るときは電気を消す」など紙に書いて見えるところに貼るなどの工夫も効果があります。

統合失調症の患者本人に簡単な家事を頼む

病気だからといって家族が何でもしてあげていると、いつまでたっても統合失調症の本人は自分でできるようになりません。

自分でできることは可能な限り自分でできるようにサポートすることも大切です。

また簡単な家事を頼むことも効果的といえます。

例えば「夕方に洗濯物を取り込んでくれると助かる」など、統合失調症の人の頼みごとをするときは、具体的なことをひとつだけ頼むのがポイントです。

ただし、料理は、献立を考える、材料を準備する、調理する、盛りつけるなど、複数の工程があるのでかなり難しい作業になります。

実行機能障害がある統合失調症の人にとっては、、いろいろな作業を効率的に行うことは困難なので、「材料を切る」「器に盛りつける」などひとつの作業だけを頼むようにしましょう。

外出する機会を少しずつ増やしていく

定期的に外出することは、規則正しい生活リズムをつくることに役立ちます。

例えば、散歩、買い物、図書館に行く、カフェに行く、など、通院以外にも外出できるように家族はサポートしていきましょう。

ただし、本人が疲れすぎないこと、嫌がるのに無理に外出させないことなどが注意点になります。

◆この記事は、国立精神・神経医療研究センター神経研究所疾病研究第三部部長である功刀浩先生執筆・監修の「図解やさしくわかる統合失調症(ナツメ社)」の内容を元に、当事務局の心理カウンセラーが記事編集を行っています。

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