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食生活と統合失調症について|コーヒー、アルコール、タバコ

統合失調症の病状を改善するためには、家族は食生活や睡眠の状態を確認しながらサポートすることが大切です。

食事を美味しく食べられること、よく眠れること、は心と体の状態が良好である証拠です。

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食生活と統合失調症について

統合失調症の治療において、注意したい嗜好品には次の3つがあります。

・コーヒー(カフェイン)
・タバコ
・アルコール(お酒)

それぞれの統合失調症の関係についてポイントをまとめてみましょう。

コーヒーと統合失調症の関係

統合失調症の患者の中には、コーヒーが好きという人の割合が多いと言われています。

コーヒーを飲む量もほどほどであれば特に問題はありませんが、コーヒーに含まれているカフェインが睡眠を妨げるおそれがあります。

統合失調症の病状を改善するためには、寝る前のコーヒーは控えておいた方がよいでしょう。

緑茶に含まれるテアニンには、精神症状を改善する効果があると言われているので、食後に緑茶を飲むのはよいと考えられます。

タバコと統合失調症の関係

統合失調症の患者はタバコを吸うのは良くないので禁煙した方がいいのでは、と考える人もいますが、タバコは脳内のドーパミンに作用して精神症状を軽減する効果が少しあると言われているので、必ずしも禁煙してタバコをやめる必要はないと考えられます。

ただ、喫煙し続けることは、肺がんや心筋梗塞などのリスクが高くなるので、タバコをおすすめできるわけではありません。

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アルコールと統合失調症にの関係

統合失調症の治療では、アルコール(お酒)は原則的に禁止と考えましょう。

統合失調症の治療は薬物治療が中心になるので、アルコールを飲むと薬の効果に影響が出てしまいます。

また、アルコールは快眠を妨げたり、精神症状を悪化させることがあるので注意しましょう。

さらに、アルコールを常用するようになると、アルコール依存症になる危険性も出てきます。

食欲と統合失調症の関係

「最近、食欲がなくなった」「過食みたいに食べるようになってきた」などというときは、心理的な問題がないか疑うべきと考えられます。

統合失調症の急性期では、食欲低下から食事をしなくなって体重が減って痩せてしまうことも少なくありません。

例えば「食事に毒が入っている」などの妄想で食べられなくなったり、うつ状態になって食欲が低下してしまうケースもあります。

また、薬の副作用で異常なまでに食欲が出てくることもあり、そのまま放置してしまうとメタボになる危険もあるので、家族は注意して観察しましょう。

睡眠の状態にも気をつけること

規則正しい生活をしていたのに、不眠症状を訴えたり、昼夜逆転の生活になってしまった場合には、家族は本人に気分を聞き、医師に相談するようにしましょう。

適度な運動をすると効果的

統合失調症の回復期や寛解期では、適度な運動をすることが望ましいといえます。

激しいスポーツではなく、散歩やジョギング、サイクリングなど気軽に取り組める運動がよいでしょう。

適度な運動をすることで、食欲が出たり、睡眠がとれるようになる効果も期待できます。

また、外に出て日光を浴びることも、規則正しい生活リズムを身につけるのに役立ちます。

◆この記事は、国立精神・神経医療研究センター神経研究所疾病研究第三部部長である功刀浩先生執筆・監修の「図解やさしくわかる統合失調症(ナツメ社)」の内容を元に、当サイト事務局の心理カウンセラーが記事編集を行っています。

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