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統合失調症の社会復帰に向けて|デイケア・共同作業所・地域活動支援センター

統合失調症の治療がすすみ、症状が安定してくると、リハビリにも取り組み始めることになります。

会社や学校への復帰に向けて、デイケアや共同作業所に通うこともあります。

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デイケアのプログラムについて

自宅では生活リズムが整いにくい、復学や服飾に向けて何かを始めたい、という場合にはデイケアの利用が有効です。

デイケアでは、統合失調症患者の社会復帰のための様々なリハビリテーションプログラムが実施されています。

例えば、「生活技能訓練(SST)」ではロールプレイによって日常生活に必要な技能を身につけることができ、作業療法として軽作業やレクリエーションを通して障害された機能の回復を目指します。

その他にも、一定のテーマを決めて参加者同士で話し合う、といった内容や、ウォーキング、カラオケ、ヨガ、音楽鑑賞、DVD鑑賞など様々なデイケアのプログラムがあります。

デイケアは精神科の病院やクリニック、保健センターなどで

デイケアは、精神科の病院、クリニック、精神保健福祉センター、地域の保健センターなどで行われていて、施設によっては、ナイトケア、デイナイトケアなどもあります。

デイケアは医師の処方のもとでおこなわれ、通院先にデイケアがなかったり、他の施設でデイケアを受けたい場合には主治医の紹介状が必要になります。

デイケアの費用について、病院などの医療機関と精神保健福祉センターで実施されているデイケアは自立支援医療制度が適用となり、医療費の自己負担が軽減されます。

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保健センターなどの公的な施設で行なわれているデイケアは、材料費などの実費だけ自己負担となっているところが多いようです。

共同作業所での軽作業をとおして社会復帰を目指す

各都道府県に数多くの精神障害者のための共同作業所があります。

共同作業所は、精神保健福祉法にもとづいてつくられた障害者のための就労の場である授産施設とは違い、社会復帰に向けた訓練の場として、精神障害者の働く場所を、などの目的によって設立され、医療関係者や福祉関係者、または障害をもつ人やその家族が事業主体となっている例が多いようです。

共同作業所では収入が得られる?

ほとんどの共同作業所では、軽作業によって収入を得る場所となっています。

軽作業を行うことは統合失調症のリハビリとしても効果的であり、いろいろなレクリエーションも楽しく取り組むことができることでしょう。

共同作業所の中で自立支援法に定められている基準を満たしているところは、地域活動支援センターに移行しているものも多くみられます。

地域活動支援センターでの機能訓練を

自立支援法によって、全国各地に地域活動支援センターがつくられています。

地域活動支援センターは、Ⅰ型・Ⅱ型・Ⅲ型の3つに分けられ、統合失調症患者の社会復帰のための訓練の場となるのはⅡ型です。

地域活動支援センターでは、オープンスペースの中でのグループ活動、勉強会、地域住民との交流会など、様々なプログラムがおこなわれています。

また、Ⅲ型の地域活動支援センターは、生産的活動を行う事業所のなかで一定の実績が認められている施設になり、定期的に通うことで就労訓練としても有効でし。

◆この記事は、国立精神・神経医療研究センター神経研究所疾病研究第三部部長である功刀浩先生執筆・監修の「図解やさしくわかる統合失調症(ナツメ社)」の内容を元に、当事務局の心理カウンセラーが記事編集を行っています。

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