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統合失調症だと恋愛や結婚はできない?できる?

統合失調症の病気だと恋愛や結婚はできるの?それともできないの?と本人や家族は気になるものです。

そこで今回は、統合失調症の恋愛や結婚についてポイントをまとめてみたいと思います。

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統合失調症の結婚率は低いのが現状

統合失調症の本人や家族が持つ疑問でも多いもののひとつが「恋愛や結婚はできる?できない?」ということです。

統合失調症の結婚率は、一般に比べて低いという調査報告があります。

しかし、統合失調症の病気だと結婚できないということではなく、異性との出会いの機会が少なかったり、本人が結婚に対して消極的なことが多いことが理由と考えられています。

実際、統合失調症の人が恋愛や結婚をすることによって書状が安定し、幸せな生活を過ごしている人もたくさんいます。

恋愛や結婚が統合失調症の再発リスクを高めるケースも

統合失調症の場合、対人関係において不安定な特徴があるため、恋愛や結婚の影響で精神的に不安定になり、それがきっかけとなって病気の再発につながることもあるので注意が必要です。

例えば、恋愛やSEXによる興奮や感情の起伏そのものがストレスとなったり、相手の言動にうまく対処できず情緒不安定になることもあります。

ですが、統合失調症であっても、精神的ストレスを上手に管理することで、恋愛を楽しんだり、結婚しておだやかな家庭を築くことは可能です。

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病気とのバランスをうまくとることが大切

統合失調症の人が恋愛や結婚を考える場合、病気と上手に折り合いをつけてバランスをとることが大切になります。

恋愛や結婚に対しての理想イメージが強すぎると、後になってから理想と現実のギャップに失望して病気に悪影響が及ぶこともあります。

誰でも恋愛や結婚に夢や希望を描くものですが、必ずしも現実は思い通りにいくものではない、ということを家族が時間をかけて伝えていくことが望まれます。

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結婚相手に病気のことを伝えるべき?

統合失調症の恋愛や結婚において、迷うのが「病気のことを相手に伝えた方がいいかどうか」という点です。

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特に結婚において、相手やその家族に病気のことを知らせるべきか、知らせるならどのように伝えるか、という問題が出てきます。

パートナーに統合失調症の病気のことを知らせるか知らせないかは、最終的には本人が判断することです。

サポートする家族としては、本人がよりよい判断ができるように、知らせる場合のメリットとデメリット、知らせない場合の利点と問題点について、アドバイスをすることでしょう。

結婚して子供をつくりたい、と考えている場合には、服薬のこともあるので病気を隠し通すことは無理がありますし、相手に病気のことを伝えないのは隠し事をすることなのであまりよいこととは言えません。

病気のことを伝えるタイミングが難しいのですが、ある程度交際期間を続けてから、強く結婚したいと思うようになった頃がよいのではないかと考えられます。

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結婚相手に病気のことを知らせる?知らせない?問題点とデメリット

【恋愛や結婚相手に病気のことを知らせない場合の問題点】
・服薬について相手が疑問を持つ
・イライラしやすい、落ち込むなどの症状があらわれたとき相手が誤解する可能性がある
・女性の場合、妊娠、出産も大きなストレスになる

【相手に病気のことを知らせる場合の問題点】
・統合失調症についての知識がない場合、相手が誤解したり偏見を持ってしまう
・相手の家族にも知らせるかどうか考える必要がある
・相手の家族が統合失調症について偏見を持っていると、結婚に反対される可能性がある

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◆この記事は、国立精神・神経医療研究センター神経研究所疾病研究第三部部長である功刀浩先生執筆・監修の「図解やさしくわかる統合失調症(ナツメ社)」の内容を元に、当事務局の心理カウンセラーが記事編集を行っています。

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