発達障害の3つの共通点とは?ADHD・LD学習障害・アスペルガー・自閉症

代表的な発達障害として、ADHD注意欠陥多動性障害、LD学習障害、アスペルガー症候群、自閉症などがあります。

これらの発達障害には共通する3つの特徴があります。

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発達障害の3つの共通点について

ADHD、LD、アスペルガー、自閉症には、次の3つの特徴が共通しています。

①脳の機能障害であること
②乳幼児期に行動特性(症状)があらわれる
③行動特性は成長や周りからの働きかけで変化する

これらの3つの特徴は、発達障害を理解していく上で重要なポイントになります。

①脳の機能障害であること

発達障害が脳の機能障害であることは、言い換えれば先天的な障害、生まれつきの障害とも言えます。かつてはよく誤解されていましたが、発達障害は親の育て方やしつけ、生育環境が原因で発症するものではありません。

②行動特性(症状)は乳幼児期からあらわれる

それぞれの発達障害の特性には個人差がありますが、生まれつきの障害であることから、行動特性(症状)は赤ちゃんの頃からあらわれます。乳幼児期の子どもをよく観察してみることで、発達障害の早期発見につながります。

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③行動特性は成長や周りからの働きかけで変化する

発達障害の行動特性(症状)は、病気のような進行性のものではありません。子ども本人の成長や、親などまわりの人からの適切な支援、指導によって、改善していくこともできます。ただし、厳しくしつければいい、ということでもなく、まわりの働きかけには良いものと悪いものの2種類があり、好ましくない働きかけの影響で、改善につながらないどころか、さらに悪化させてしまうおそれもあるので注意が必要です。

脳の実行機能とは?【発達障害の原因】

人間の脳には140億個以上の神経細胞があり、それらの神経細胞が情報伝達をしています。

脳内の情報伝達は様々で、感情、思考、判断、記憶、運動など、私たちの行動はすべて脳内の神経伝達によって成り立っています。

そして、自分が置かれている状況に応じて、どの情報を選択すればいいか、どんな反応や行動をすればよいかを判断したり、自分の感情や気持ちをコントロールする脳の働きを「脳の実行機能」といいます。

発達障害は脳の実行機能の障害

発達障害の子どもの中には、なんらからの理由で脳の実行機能が普通とは違う働きをしてしまい、理解できないような行動や反応をしてしまう、と考えられています。

「ごく当たり前のことをなぜできないのか?」と親やまわりの大人は思いやすいのですが、発達障害は脳の実行機能の障害であるともいえ、周囲の人にとっては理解が難しく、また目で見えるようなものでもないので気づきにくい障害となっています。

◆この記事は、お茶の水女子大学大学院教授である榊原洋一先生執筆・監修「図解よくわかる発達障害の子どもたち(ナツメ社)」の内容に基づいて、当サイト運営事務局の心理カウンセラーが記事編集をしています。

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