学習障害の割合は人口の7〜8%、LDのタイプについて

ここ数年、日本の教育現場(小学校や中学校など)においても、LD学習障害やADHDなどの発達障害についての認知も徐々に拡がってきています。

そこで今回は、 LD学習障害の子どもの割合やLDのタイプについてポイントをまとめてみたいと思います。

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LD学習障害の割合は人口の7〜8%

アメリカなど英語を母国語とする欧米諸国では、日本に比べて、読み書き障害(ディスレクシア)の存在は広く認知されており、人口の約7〜8%の割合と報告されています。

日本でのLD学習障害や読み書き障害(ディスレクシア)などの認知はまだまだ浅く、定義もあいまいな部分があるため、きちんとした研究や調査が進んでいないのが現状です。

日本の文部科学省が、2002年に全国の小中学校を対象にして行った調査では、子どもの5〜6%にLD学習障害の傾向がみられるとされています。

小学生になるとLD学習障害の症状が目立つようになる

LD学習障害も、他の発達障害と同じように、生まれつき、脳機能の一部が通常とは異なる働き方をすることが原因のひとつと考えられています。

しかし、小学校入学前に子どものLD学習障害に気づくのは難しく、ほとんどのケースでは、子どもが小学生になってからLD学習障害に気づくようです。

小学校の授業で、教科書の文章を読んだり、漢字を書いたり、計算したりなどの学習の中で、特定の科目や分野において極端に「できない」という状態があらわれ、LD学習障害が疑われるようになるのが一般的です。

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誤解されやすいLD学習障害の子どもたち

LD学習障害の子どもは、本人は一生懸命勉強を頑張っているのに、良い結果が伴わないため、教師や親から「努力不足」「さぼっている」「怠けている」「不真面目」などと誤解されやすい傾向があります。

子ども本人も LD学習障害の様々な症状に悩んでいるのに、周りの大人(親や教師)からそういった否定的な目で見られてしまうと、学習意欲を失ってしまいます。

その結果、自信ややる気を失い、「どうせ頑張ってもできない」と諦めてしまうことにつながります。そして、わざと不真面目な態度をとったり、宿題をさぼったり、という問題行動を誘発してしまいます。

LD学習障害の子どもがそうした状況に陥ってしまわないように、親や教師などまわりの大人がLD学習障害の存在に気づき
、適切な支援をしてあげることが重要といえます。

LD学習障害にもいろいろなタイプがある

LD学習障害の中でも一番割合が多いのは「読み書き障害(ディスレクシア)」といわれていますが、「算数障害(ディスカリキュア)」などもあります。

算数障害(ディスカリキュア)の場合、計算問題に時間がかかる、計算方法が覚えられない、などの症状がみられることもあります。

読み書き障害では、「読む」「書く」が一緒に現れやすいのに対して、算数障害は単独であらわれる傾向があると言われています。

他にも、まとまりのある文章として話すことができない「話すことの障害」や、相手の話す言葉が理解できない「聞くことの障害」、文章問題が理解できない「推論の障害」などのタイプもあります。

LD学習障害のいろいろなタイプ

LD学習障害といっても、苦手な分野、科目は、子どもによって個人差があり、特性のあらわれ方も違います。ひとりひとりに合った適切なサポートが必要になります。

【LD学習障害にタイプ例】
・国語は得意だけど、算数が苦手
・算数は得意だけど、国語が苦手
・国語の中でも、文章読解は得意だけど、漢字の書けない
・算数の中でも、計算は得意だけど、文章問題ができない
・算数の中でも、図形問題は得意だけど、計算問題が苦手
・計算問題の中でも、暗算は得意だけど、筆算が理解できない
・計算問題の中でも、暗算や筆算はできるけど、検算が苦手

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