【発達障害】子ども本人への告知は必要?年齢やタイミングは?

発達障害について、子ども本人に告知したほうがよいのか、はケースケースといえます。

また、告知するタイミングや年齢については、子ども本人のt理解力なども含めた上で判断したほうがよいといわれています。

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発達障害の告知は、子どもの年齢や理解力に合わせること

発達障害であることを、子ども本人に告知すべきかどうか、については、子どもの年齢や理解力、性格や状況によって変わってきますので、一概にどうとは言えません。

ただし、基本的な方向性としては、告知のタイミングは子どもの理解力がある程度ついた年齢で、本人が悩んでいたり困っているときに「みんなとは違う性質がある」ということを伝えてあげるほうがよい、とされています。

「なぜ自分はできないの?」「どうして理解してもらえないの?」と発達障害の子ども本人が悩んでいる場合、それは自分の努力不足や能力のなさが原因ではないかと考えて、自分を責めたり、自己否定の気持ちが強くなってしまうことがあります。

そういうとき、「気にしなくて大丈夫」「がんばればなんとかなる」と、根拠のない気休め程度の言葉がけは、逆に子どもを苦しめてしまうことになりかねません。

発達障害の子ども本人を悩ませないためにも、「みんなとは少し違うけど、それは悪いことではない」ということを知らせるためにも、発達障害の存在を告知したほうがよいでしょう。

障害名の告知は必要か?

子ども本人に発達障害であることを告知する際、「発達障害」「ADHD」のように具体的な障害名を伝えないほうがよい、といわれています。

障害名を聞いたところで、正確な知識がない子どもには、どういうものなのか理解することができません。よくわからないことをあいまいな表現で告知されても、不安感が高くなってしまうだけです。

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発達障害を子ども本人に告知するときは、子どもが理解できる言葉で説明することがポイントです。

「みんなよりも忘れやすい性格」「友達よりも問題を解くのに時間がかかる」など、具体的な行動特性を伝えるとよいでしょう。そして、それらは本人の努力不足ではない、という点も強調して説明することが大切です。

また、発達障害の特性のため「まったくできない」というわけではなく、時間をかけたり、やり方を工夫することでできるようになる、ということもきちんと伝えましょう。

「できないから、やらなくていい」ということではなく、「頑張ればできる」ということを発達障害の子ども本人にしっかりと伝えることが重要といえます。

発達障害の告知の仕方や方法は?

発達障害のことを子ども本人に伝える法や告知の仕方については、次のようなポイントに注意するとよいでしょう。

・本人が日常生活で困っていなければ、特に告知の必要はない
・障害名や「障害である」という伝え方は避ける
・あいまいな表現ではなく、具体的な特性について説明する
・努力不足や能力不足が原因ではないことを伝える
・特性は「性格のようなもの=個性」と理解させる

長所や得意なこともしっかりと伝えること

発達障害について子ども本人に説明するとき、できないこと、苦手なことなど、マイナス面ばかりの話になってしまいやすいものです。

それでは、子どもに劣等感を抱かせたり、自信を損なう原因になりかねません。できないことや苦手なことだけでなく、みんなよりも得意なことや優れている長所についても、一緒にきちんと伝えるようにしましょう。

発達障害の子どもの中には素直で純粋な子が多い、人を騙そうとか困らせようとする気持ちは持っていない、優れた暗記力や、音楽や絵の才能を発揮する子もいます。

発達障害について子ども本人に告知するときは、長所や得意なことにも触れ、すべてを含めた「ひとつの個性」として認めてあげることが大切です。

◆この記事は、お茶の水女子大学大学院教授である榊原洋一先生執筆・監修「図解よくわかる発達障害の子どもたち(ナツメ社)」の内容に基づいて、当サイト運営事務局の心理カウンセラーが記事編集をしています。

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