パーソナリティ障害は何科を受診すればいい?相談先は?

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パーソナリティ障害は何科を受診すればいい?相談先は?

パーソナリティ障害の存在に周囲が気づくことが、早めの診察、治療に結びつく反面、家族が神経質になると、治療が必要ではない人まで「患者」にしてしまいかねません。

パーソナリティ障害の診断は、とても複雑で微妙なものです。

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正確な診断は医師などの専門家にまかせましょう。

相談する際も「うちの子はパーソナリティ障害ではないか」と言わず、どんな様子か、どんな行動を起こすか、何に困っているかを具体的に伝えましょう。

パーソナリティ障害の受診は精神科か精神神経科

パーソナリティ障害かもしれない、と思い病院を受診する際は、精神科の医師がベストです。

大きな病院なら「精神科」「精神神経科」がありますし、個人医院やメンタルクリニックでは「メンタルクリニック」「神経科」などの名称を使っているところが多いです。

現在ではほとんどが保険適用外の自由診療です。

治療費については、前もって問い合わせると教えてもらえます。

なお、名称は似ていますが「神経内科科」や「脳神神経外科」は、別の病気を治療する科なので注意しましょう。

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家族だけでも相談・受診を

パーソナリティ障害の治療を受けたい、相談したいと思ったら、まず精神科を訪れましょう。

本人が受診したがらない場合は、家族だけで受診することも可能です。

いきなり精神科は抵抗があるという場合は、地域の保健所や精神保健センターで相談することもできます。

相談員や医師の訪問が受診のきっかけになることもあります。

医師を探して転々とするドクターショッピングはよくありませんが、患者本人と相性の合う医師を捜すことは大切です。

パーソナリティ障害は治療期間が長いため、生活圏内か、できるだけ近いのが理想的です。

精神療法(カウンセリング)は、保険適用外の自由診療でおこなっているところが多く、料金は医療機関によって異なります。

パーソナリティ障害の主な相談先・受診先

総合病院・大学病院・専門病院

大きな医療機関の精神科、精神神経科で治療が受けられる。ただ、患者数が多く、また救急にも対応しなければならないため、検査、診断の後、精神療法は専門医や個人病院へ紹介することも。

保健所・精神保健センター

心の健康の相談を受け付けているほか、相談員、精神科の医師による訪問、往診が受けられるが、個別の医療機関の紹介はしない。

診療所・クリニック

比較的小規模な医療機関で、医師やセラピストによる精神療法をおこなっているところはたくさんある。

◆この記事は、市橋クリニック院長、精神保健指定医の市橋秀夫先生執筆・監修「パーソナリティ障害のことがよくわかる本(講談社)」の内容に基づいて、当サイト運営事務局の心理カウンセラーが記事編集をしています。

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