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ネット依存症のきっかけは?友人、親の誘い、現実逃避も
ネット依存の中でも多いネットゲーム(ネトゲ)は、友人に誘われて始めたというきっかけが多いようです。
多くの人がネット依存症・ゲーム依存症という病気があることを知らないまま、また、まさか自分がネットやゲームにハマるとは思わずに気軽に始めてしまうところに、危険性が潜んでいます。
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家にパソコンがあり友人に誘われて
いまやパソコンはほとんどの家庭にあります。
幼い頃からパソコン操作を覚え、やがて何らかのきっかけでネットにつながり、いつのまにか依存の状態に進んでいくというのも、ネット依存症のよくあるパターンです。
友人に誘われたというきっかけが多いのですが、なにかつらいことやストレスがあって、ネットの世界に逃げ込む人も多くみられます。
ネットの利用は視野を広げたいからという理由もありますが、視野はバーチャルのみだけではなく、リアルの世界でも広げることが大切です。
携帯電話やスマートフォンの普及も
今の日本において、携帯電話やスマートフォン(スマホ)は驚異的な広がりをみせています。
大人や高齢者だけでなく、小学生や中学生の子どもがスマホを持つことも普通になってきており、子どものスマホ依存症、ゲーム依存症が増加する一因となっています。
きっかけの例①
最初は紙のカードゲームから入り、徐々に便利で楽しいネットゲームに至ったという人もいます。
トレーディングカードのゲーム
(相手が必要・カードが必要)
↓↓↓
テレビゲーム
(機器やソフトが必要・一人で遊ぶ)
↓↓↓
パソコン操作
(家にある・パソコンで覚える)
↓↓↓
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ネットゲーム
(ダウンロードすするだけでいい・複数人で遊べる)
きっかけの例②
時間を持てあまし、暇つぶしで始めたパソコン。
閲覧時間がどんどんのびたという人もいます。
大学では高校と違ってクラスがないため、友人ができない。
家に帰ってもやることがないので、パソコンでもするか、と始めたケースも。
友人に誘われネット依存症なる子どもも
子どもの場合、友人に誘われてネットやゲームを始めるケースが多くあります。
子どもにとって、ネットは普通の遊びで、危険な側面があることに気づかないまま始めてしまうので、親は注意が必要です。
友達だから
友達と同じゲームをして盛り上がりたい。誘いを断れば仲間に入れなくなる可能性もある。
子や孫を喜ばせたくて
親も祖父母も、子どもの喜ぶ顔が見たいから。誘われるままにスマホやゲームをプレゼント。依存症のきっかけづくりに一役かっているなどと思いもよらない。
何から逃げる?現実逃避でネットの世界へ
つらい現実から逃げたくてネットの世界に入り込むケースが多く見られます。
バーチャルな世界にいると、誰かとつながっている感覚が持てるといいます。
・いじめ
・仕事のストレス
・家庭内トラブル
・さみしさ
スマホ依存症本人の体験談
【中学校の合格祝いにスマホをもらった】
小学校4年生のころから、ずっと受験勉強をしてきました。
そのかいあって私学の中高一貫校に合格。
約束通り合格祝いとしてスマホを買ってもらいました。
中学では体育会系の部活に入ったけれど、先輩がいっぱいいて面白くない。
仲間で対立しているのです。
本性が見えて部活に出るのが嫌になった。
それでスマホにハマったのだと思います。
◆この記事は、独立行政法人国立病院機構 久里浜医療センター院長、精神科医である樋口進先生執筆・監修「ネット依存症のことがよくわかる本(講談社)」の内容に基づいて、当サイト運営事務局の心理カウンセラーが記事編集をしています。
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