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依存だけじゃない?ネットの危険性、問題点は?子どもと高齢者は注意!
インターネットは上手に使えば大変便利で役立つものです。
しかし、ネット依存症やゲーム依存症、近年ではスマートフォンの爆発的な普及によるスマホ依存症という危険な面もあります。
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ネット上の随所に怖い落とし穴があることを知っておく必要があります。
依存症以外の怖い問題も
ネットを使用する、ゲームを楽しむ、スマホを利用する、ということに潜む問題は、依存症だけではありません。
ネット上にアップされている情報そのものに、危険なものがある場合があります。
子どもが精神的に悪影響を受けたり、間違った知識を得たり、中には犯罪の入り口になる危険な情報もあります。
精神面・心へのネットの危険性
大人でもネットから精神的な悪影響を受ける可能性は高いものです。
ネットの危険性として、子どもが心の奥のマイナス感情を育てる、現実と仮想の区別がつかなくなる、などの悪影響が懸念されています。
【いじめ】
ネットやメールでは、おどし・いじめ・悪口の類いが日常的に横行している。また、一部には誹謗・中傷の世界が広がっている。
【暗いゲーム】
ゲームには、暗い内容のものがある。「敵と戦うといっても、所詮は殺し合い」という見方をする人も。
【残酷なゲーム】
暴力的な内容や猟奇的で殺人を楽しむようなゲームもある。一度ハマると、さらなる刺激を求めがち。
知識へのネットの危険性
ネット上には、確認・検証がなされないままにアップされている情報も多くあります。
大人なら間違いだとわかることでも、子どもの場合は間違った情報を信じてしまうことがあります。
【倫理観】
匿名だからと、友達への悪口を書き込む子も。善悪の判断がブレる。
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【間違った死生観】
死んでもリセットすれば生き返るのが普通だと思い込む。死を軽く考えることに。
犯罪につながるネットの危険性
ゲームで他人のアイテムを盗むのは犯罪。
深く考えずに罪を犯してしまったり、ネットに通じて犯罪に巻き込まれたりします。
【詐欺】
クリックしただけで高額な請求をしてくるサイトもある。また、ネット上の人を安易に信用しないこと。
【性犯罪】
アダルトサイトからの知識で「女性はレイプが好きなんでしょ」という小学生も。きちんとした性教育の前に見てしまう。
【個人情報流出】
どのように利用されるかわからないまま自分のプロフィールをネット上で公開してしまう。また、人の写真や文章、個人情報を勝手に載せるのは権利の侵害。
【オフ会】
ネット上で知り合った人たちが、実際に会うこと。オフ会のすべてが危険ではないが、なかには「性的な出会い」を目的に参加してくる大人もいる。
【出会い系】
ゲームサイトを通じて、本人はそれと気づかないまま「出会い系」に巻き込まれる人が増えている。詐欺まがいの出会い系サイトもある。
注意点と対応法【被害者にならないために】
・ワンクリック詐欺は、クリックするだけで登録料などの名目でお金を請求してくる。イエス、ノーどちらを選んでも請求される仕組み。不審なメールは開かずに削除すること。
・個人情報を不必要に書き込まない。学校名だけでも個人にいきつく。
・チェーンメールは無視。「このメールを○○人に送らないと不幸になる」などの脅迫メールがきても、転送しないですぐに削除する。
・ブログなどに写真を載せる場合には、一緒に写っている人に了解を得る。ケータイのカメラで他人を勝手に撮ってネットにアップするのは法律違反。買っていない本を書店で撮影するのは万引きと同じ。
・フィルタリングをつけておく。
・心配なことはケータイショップや消費生活センターに相談する。悪質なものは警察に通報する。
◆この記事は、独立行政法人国立病院機構 久里浜医療センター院長、精神科医である樋口進先生執筆・監修「ネット依存症のことがよくわかる本(講談社)」の内容に基づいて、当サイト運営事務局の心理カウンセラーが記事編集をしています。
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