ネット依存症は再発しやすい?予防対策の方法は?

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ネット依存症は再発しやすい?予防対策の方法は?

生活にネットやスマホ、パソコンが欠かせない現代。

ネット依存症の回復後に、再びネットやゲームにハマってしまい依存症が再発する危険はおおいにあります。

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また、パソコンはやめてもスマホを使い始めるなど、手段が変わるだけで依存自体は続くこともあります。

ネット依存症の再発[スマホ依存症・ゲーム依存症]

パソコンでのネット使用をやめてもスマホを使い始めたり、ゲームをやめても動画を見たりすることがあります。

これらはネット依存症の再発というより、依存症が回復していない、改善していないという方が正しいかも知れません。

・1日3時間までに減ったが徐々に増えてきた。
・パソコンに向かわないようになったが、スマホをいつもポケットに入れて夜中までやる。
・ゲームはやめられたが、ネットサーフィンをするようになった。

ネット依存症の離脱症状は?

依存症から抜ける過程で、離脱症状のような様子が現れることがあります。

ネット依存症の患者本人が耐えられずに「少しならいいかな」とネットに手を出すと、またハマってしまう危険があります。

・無気力になる
・何も手がつかない
・ネットのことしか考えられない
・わけもなくイライラする
・ささいなことに腹が立つ
・ゲームでスカッとしたい

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ネット依存症の再発を防ぐために大切な2つのこと

ネット依存症を回復しても、本人はまたネットに依存するのではないかという不安を持るものです。

その気持ちを支え、ネット依存症の再発を予防するために2つの重要なことがあります。

【①本人の意思】
ネットをやらない、と我慢するより、自分の将来はこのままでいいのか考えましょう。

【②周囲の支え】
家族の支えが大切。ネット依存症からの回復は、家族にかかっているといっても過言ではない。

元ネット依存症患者の不安

・ネトゲの話題についていけないと、友達からはずされる。
・ネットをしなければ、何をしていいかわからない。
・新しいゲームの情報を見たら、やりたくなりそう。
・会社のパソコンで仕事中にログインしてしまうかも。
・大学生になったら暇になってまたハマるかも。
・人間関係に自信がないからネットに逃げそう。

ネット依存症は高い割合で再発する病気

環境を大きく変えない限り、ネット依存症は高い確率で再発する病気です。

ネット依存症の治療はまだ始まったばかりで、データの蓄積がないため、再発する割合までは正確な数字はわかっていません。

ゲームの時間を減らしても、動画閲覧に移行したり、パソコンからスマホに変わるだけの人もいますし、スマホの場合はネット依存症の再発の実態が見えにくいという問題もあります。

◆この記事は、独立行政法人国立病院機構 久里浜医療センター院長、精神科医である樋口進先生執筆・監修「ネット依存症のことがよくわかる本(講談社)」の内容に基づいて、当サイト運営事務局の心理カウンセラーが記事編集をしています。

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