LD(学習障害)の種類は?算数や国語が苦手でできない子ども

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LD(学習障害)の種類は?算数や国語が苦手でできない子ども

全般的な知的能力は低くないのに簡単な計算ができない。漢字が読めないなど、極端に学習が困難な子どもがいます。

彼ら、彼女たちは、LD(学習障害)と呼ばれる発達障害の影響です。

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LD(学習障害)の症状が出やすい6つの能力

学ぶ対象が何であっても、勉強や学習に必要な能力は6つあります。

LD(学習障害)がある子どもは、基本的な6つの能力のどれかが極端に低く働かないため、まわりの子どもと同じように勉強することが難しいのです。

LD(学習障害)の子どもの具体的な支援方法を考えるときは、次の6つの能力を参考にして、こどものつまずきを広範囲の視点からとらえるとよいでしょう。

LD(学習障害)の6つの能力の種類

【①聞く】
言葉による指示を理解することが苦手。
話の流れについていけず、話し合いに加われない。

【②話す】
適切な言葉が出てこない。スムーズに話せない。
他の人にわかるように順序立てて説明できない。

【③推論する】
事実やわかっていることから結論を導いたり、自分なりに仮説を立てたりすることが苦手。表やグラフの意味を理するのも困難。
例えば、ルールを守らないとみんなに迷惑がかかると推論することが苦手。

【④読む】
文章をうまく読めない。
文字や行をとばしたり、漢字を間違って読んだりする。
話の流れや内容を読みとることも苦手。

【⑤書く】
文字を正確に書くことが苦手。
マス目にあわせて書けない。
促音や拗音(「っ」「ゃ」など)が正しく使えない。

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【⑥計算する】
単純な足し算や引き算も指を使わないとできない。
くり上がりやくり下がりがあると分からなくなる。

勉強ができないわけではないLD(学習障害)

LD(学習障害)がある子どもたちは、脳機能の働きに偏りがあって、極端なほど学びにくさを抱えています。

苦手な部分はひとりひとり違いますが、読み書きができないなど、基礎的な分野につまづいてしまうと、その後の勉強全体に影響してしまうこともあります。

しかし、親や学校の先生などの周囲の大人が、LDの子どもに合った学習方法、勉強方法を子どもと一緒にみつけ、丁寧に勉強を教えていくことができれば、学習能力を発揮できるようになります。

LD(学習障害)がある子どもたちは、得意な教科の勉強についてはあまり問題がなくスムーズに学びを進めることができます。

勉強できる教科とできない教科の差が激しい

計算だけが苦手というLD(学習障害)の場合は、国語や社会など、計算を必要としない教科はよくできるということもあります。

LD(学習障害)の子どもが苦手な教科については、いくら本人が努力してがんばっても理解がすすまず、なかなか成績があがりません。

どうして特定の教科だけが勉強できないのか、LD(学習障害)の子ども本人もわからず苦しんでいることも多いです。

理解されない、誤解されやすいLD(学習障害)

LD(学習障害)の子は、他の教科はでき特定の教科だけの勉強ができないと、「嫌いな教科だから怠けている」「できるのにやろうとしない」などの誤解を受けることが多いようです。

そのため、周りの人たちはLD(学習障害)の存在を理解しにくくなってしまうジレンマが存在します。

「できるはず」と努力を求め過ぎると、LD(学習障害)の子どもに無理強いさせることにもなってしまいます。

がんばっても分からない、どうせできないから勉強なんてしたくない、と次第にLD(学習障害)の子どもがやる気を失っていく場合があるので、対応に気をつけましょう。

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