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リストカット(自傷行為)をする人は女性が多い?[精神病]
自分の手首を刃物で切るリストカット、睡眠薬を大量に飲んだりする大量服薬(オーバードーズ)、などの自傷行為について。
自傷行為やリストカットをする人には、女性が多いのか、男性の方が多いのか、男女比率について調べてみました。
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自傷行為やリストカットをする人は、女性の方が男性より多い
実は、リストカットなどの自傷行為をする人には、女性の方が男性よりも多くみられます。
女性の中でも、中学生や高校生くらいの思春期から、20代の若い女性、30代前半くらいまでの大人の女性に、リストカット(自傷行為)をする人の割合が高いようです。
若い女性にリストカット(自傷行為)をする人が多いのには、どんな理由や原因があるのでしょうか。
思春期や若い女性にリストカット(自傷行為)が多い原因は女性ホルモンの影響?
若い年齢層の女性にリストカット(自傷行為)をする人が多い原因を調べてみたところ、女性ホルモン(エストロゲン)の影響という説があります。
女性ホルモンのエストロゲンが分泌されると、情緒不安定になりやすいという働きがあります。
女性ホルモン(エストロゲン)の影響から、女性の方が男性よりも不安になったり、イライラしたり、精神的に不安定になりやすい体質といえます。
そういった背景もあり、自傷行為(リストカット)をする人には、男性よりも女性の方が多くなっていると考えられています。
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自傷行為(リストカット)をする人は、境界性人格障害という病気?
リストカット(自傷行為)をする人が病院を受診した場合、境界性人格障害(ボーダーライン)と診断されるケースが多いようです。
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境界性人格障害(ボーダーライン症候群)の男女比率をみてみると、自傷行為(リストカット)と同じように女性の方が割合が多く、女性の患者数の方が男性よりも約4倍くらいになっています。
思春期以降の10代、20代、30代の年齢では、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が盛んになる年齢になり、女性の境界性人格障害の患者人数が多く、リストカット(自傷行為)をする人も多くなっています。
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【まとめ】
・リストカットや自傷行為をする人は、男性よりも女性の方が多い
・中学生や高校生などの思春期の女性、20代や30代前半の若い女性にリストカット(自傷行為)をする人が多い
・若い女性にリストカットや自傷行為をする人が多いのは、女性ホルモンの影響がひとつの原因
・女性ホルモンのエストロゲンには、不安感を強くさせ、情緒不安定、精神的に不安定にする働きがある
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◆この記事は、市橋クリニック院長、精神保健指定医の市橋秀夫先生執筆・監修「パーソナリティ障害のことがよくわかる本(講談社)」の内容に基づいて、当サイト運営事務局の心理カウンセラーが記事編集をしています。
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