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子どもがゲーム依存症に?家族の悩み、体験談について
子どもがネットやゲームばかりしていると家族は心配です
本人にやめるように言うとひどく怒り、暴言や暴力に発展することもあります。
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次第に家族は腫れ物にさわるように接するようになり、心身ともに疲れてきます。
家族の悩み・思い
ネットやゲームの使用をやめるように子どもに言ったら、人が変わったような目つきをして怒鳴りかえしてきました。
暗い部屋でパソコンの画面を見つめている子に何を言ってもムダなので、それ以来、家族はそっと覗くだけで声をかけるのがためらわれます。
家族の戸惑い
家族は分からない事だらけで戸惑います。
・ネットでは何をしているのか
・子どもが考えていることが分からない
・こんなことで困っているのは、我が家だけなのか
・どう言ったら変わるんだろう
家族が感じる問題
・この子の将来はどうなるんだろう
・学業や仕事をおろそかにしている
・無駄なお金を使い過ぎる
・むだな時間を使い過ぎる
・友人が減った
・家族との会話が減った
・外に出ることがない
・食事や睡眠をとっていない
・本人に問題意識がない
・「死ね」「うざい」など言葉遣いが悪くなった
・すぐに怒り暴力を振るう
・殺伐としたゲーム内容は心に影響しないか
・もっと生産的なことをして欲しい
ネット依存症の子どもには何も通じない?
ネット依存症(ゲーム依存症・スマホ依存症)の子どもは、学校へも行かず、勉強もせず、ネットやゲームのことで頭がいっぱいです。
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親が「早く寝なさい」と身体のことを気づかっても「うざい」「うるさい」と言ってやめません。
その様子に家族はいらだち、その一方で、この子の将来はどうなるのかと心配になります。
ネット依存症の悪循環
ネットやゲームのしすぎを注意すると、子どもは激しく怒るので家族は黙ってしまいがちです。
そのため、ネットやゲームばかりする、という悪循環から抜け出すのが難しくなります。
【悪循環】
ネットばかりしている
↓
家族が怒る
↓
本人がイライラしてキレる
↓
家族が黙る
↓
ネットばかりする、悪循環へ
ゲーム依存症の家族の体験談①
高校2年になるまで、ずっとやさしく、明るい子でした。
将来は福祉の仕事に就きたいと言っていましたが、夏休み頃からゲームに没頭しています。
学校にも行かず、不登校状態です。
子どもが毎日やっているのは殺し合いのゲームで、今まで持っていた夢とは正反対の世界です。
ゲームで性格まで変わってしまったのでしょうか。
スマホ依存症の家族の体験談②
中学生の息子です。
ゲームを始めると時間を忘れてやっています。
父親が怒ったら「もうやらない」と約束しました。
でも、トイレに携帯電話(スマホ)を持ち込んでいたことがバレました。
その次はベッドで布団をかぶってゲームをしていました。
嘘をつくような子ではなかったのに。
ある日、夜中にふと気づくとパソコンに向かっていたのです。
電気もつけず、暗闇の中で一心不乱にゲームをしている姿にぞっとしました。
◆この記事は、独立行政法人国立病院機構 久里浜医療センター院長、精神科医である樋口進先生執筆・監修「ネット依存症のことがよくわかる本(講談社)」の内容に基づいて、当サイト運営事務局の心理カウンセラーが記事編集をしています。
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