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アスペルガー症候群の受診は何科にいけばいい?
日本では、アスペルガー症候群の専門医はあまり多くいないのが現実です。
アスペルガー症候群で受診しようとした場合、総合病院や大学病院など大きな病院の「小児神経科」にかかるのがベストです。
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大学病院や総合病院の「小児神経科」を受診するとよい
子どもにアスペルガー症候群が疑われる場合は、大学病院や総合病院の小児神経科を受診するとよいでしょう。
思春期以降の子どもの場合は、精神科病院の「児童神経科」というところでも診てもらえます。
アスペルガー症候群の専門医は少なく、誤診も多い
精神科の専門医でも、日本ではアスペルガー症候群のことを知っている人はまだあまり多くないため、正確に診断してもらえないことがあります。
また、症状の特性が似ていることから「統合失調症」や「強迫神経症」と間違えられて、誤診されることもあるようです。
アスペルガー症候群は、脳波所見や知能検査は正常で、診断の決め手にはなりません。
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はじめから大きな病院にかかるのは抵抗がある場合は、かかりつけの小児科医に相談してみるのもひとつの方法です。
小児科医なら、たとえアスペルガー症候群の診断はつけられなくても専門医を紹介してくれるので、紹介状を書いてもらい専門医を受診するとよいでしょう。
小児神経科か児童神経科への受診がベスト
【思春期前の子ども】
↓
大学病院や総合病院の「小児神経科」
【思春期以降の子ども】
↓
精神科病院の「児童精神科」
大人の精神科では、アスペルガー症候群を正しく診断してもらえないこともあるようです。
症状の特性から「統合失調症」という病気に誤診されてしまう可能性もあります。
また、入り口として保健センターや自治体の窓口を利用するのもおすすめです。
かかりつけの小児科医に相談するのもひとつの方法
どの病院に行ったらよいのか分からない、最初から大きな病院に域のは抵抗がある、という人は、近所の小児科で相談してみるとよいでしょう。
診察や治療は受けられなくても、専門医の情報は持っているはずなので紹介状を書いてもらえます。
◆この記事は、元東京大学医学部附属病院小児科医長、お茶の水女子大学大学院教授の榊原洋一執筆・監修「ササッとわかるアスペルガー症候群との接し方(講談社)」の内容を元に、当サイト運営事務局の心理カウンセラーが記事編集をしています。
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