発達障害の告知、伝え方は難しい?(親から教師or学校から親)

子どもの発達障害について誰が最初に気づくかによって、その後の動き方は変わってくるため、「発達障害の告知、伝え方は難しい」といわれることがあります。

親が子どもの発達障害に気づいて病院を受診し、子どもの特性や症状について親が理解している場合は、親から学校や幼稚園の先生に発達障害のサポートを求めることになります。

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逆に、先に保育士や教師が発達障害に気づき、親がまだ気づいていないケースでは、先生から親に対して「子どもの発達障害への気づき」を促す必要があります。

発達障害の正確な理解、適切な支援は簡単ではない

子どもの発達障害について、親が先に気づくケース、学校側が先に気づくケース、どちらの場合であっても、相手に発達障害について正確に理解してもらい、適切な対応や協力を求めていくことは、決して簡単なことではありません。

最近、日本でも発達障害の存在は広く知られるようになってきていますが、特性(症状)の現れ方には個人差があり、適切な対応の仕方や接し方は、子どもによって変わってきます。

発達障害とはどういうものなのか、について、数多くの事例や実態について、幅広くかつ詳細に理解している人は、教育関係者であってもそう多くはないのが現状です。

「子どもが発達障害である」ということを親から教師に、または教師から親に、伝えるタイミング、伝え方、理解や支援の求め方においては、慎重さが必要であることは否めません。

ケース①親から学校や幼稚園の先生への伝え方

まず最初に、学校や幼稚園、保育園は子どもの発達障害を知らず、親が先に気づいている場合について考えてみましょう。

この場合、親から学校の教師や幼稚園or保育園の保育士に対して、発達障害について告知し、理解や支援を求めることになります。

親としては「子どもが発達障害であること」を告知する必要があるのかどうか悩むこともあると思いますが、基本的には、学校や園の教師には発達障害について知ってもらっておく方がよいといえます。

日頃の子どもの行動や様子から、やがて教師も、他の子どもたちとの違いに気づくことになると予想できます。そのとき、子どもの特性の原因が何なのか、先生が理解していなければ、子どもが誤解されたり、厳しく叱られたり、怒られてしまうかもしれません。

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そういった事態を未然に防ぐためにも、事前に発達障害のことを伝えておく必要があるといえます。

告知はタイミングをみてからの方がいい?

とはいえ、小学校入学前、小学校の担任教師が、まだ子どものことをよく理解していない段階で、発達障害のことを告知するかどうかについては、ケースバイケースといえます。

「発達障害の子ども」という情報が先にあることで、教師が先入観を持って子どもを見てしまう可能性もあるからです。

ですので、入園or入学後、しばらく様子を見て、幼稚園や学校側から「お子さんのことで気になることがあるのですが。。。」と相談を持ちかけられたときに、発達障害があることを告知する方法もあります。

親も教師も、双方が「子どもが困難さを抱えている」ことを実感し、支援が必要がと感じた時が、発達障害への協力関係を築くきっかけになりやすいといえます。

ケース②学校や幼稚園の教師から親への伝え方

逆に、親がまだ子どもの発達障害に気づかず、学校や幼稚園側が「発達障害があるかも?」と先に疑いを持つケースもあります。

この場合、子どもに発達障害があるかもしれない、ということを親に気づいてもらうための働きかけは、さらに慎重さが求められます。

どんな親であれ、「子どもに発達障害がある」と告知されると動揺したり、ショックを受けたりするものです。たとえ親が「うちの子はどこか違う気がする」と、発達障害の可能性を感じていたとしても、他人から指摘されると受け入れる気持ちになれず、頑なに拒否、否定するということになりかねません。

「発達障害かも」「病院を受診してみては」などという伝え方ではなく、「お子さんが困っているみたいです」と、子どもの立場にたって困り感を伝えたり、親に理解してもらうために学校での子どもの様子を見に来てもらう、という方法もあります。

すぐに親からの理解が得られなくても、少しずつ関心をもってもらえるように対応する姿勢が学校側に求められます。

子どもの発達障害を認めない親への対応ポイント

・「認めたくない」という親の気持ちに寄り添うように接すること

・教師や他の子どもが困っているという伝え方ではなく、子ども本人が困っているみたい、という伝え方にする

・つまづきや困った点だけを伝えるのではなく、良いところや長所についても一緒に伝える

・どうしても子どもの発達障害を親が認めない場合には、学校に来てもらって子どもの様子を直接見てもらう(撮影したビデオを観てもらう方法もある)

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