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【アスペルガー】幼稚園、保育園で友達と一緒に遊べない
保育園や幼稚園など子どもが集団生活を始めると、アスペルガー症候群の症状は目立つようになります。
友達と一緒に遊ばずにひとりぼっち状態、一人で黙々と遊ぶことが多いのも、アスペルガー症候群の子どもの特徴のひとつです。
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友達と一緒に遊べないアスペルガー症候群の子
自分の気持ちや行動を先読みしてくれる親と一緒に過ごす幼児期は、子どもにとって快適な時期と言えます。
特に、アスペルガー症候群の子にとっては、自分を理解してくれる親と一対一の人間関係は、ストレスの少ないものです。
そして成長して3歳や4歳頃から保育園や幼稚園に入ると、当然のように同年代の子どもたちと一緒に過ごすことになります。
アスペルガーの子は独り言やひとりで遊ぶのが多い
大人でも理解するのが難しいアスペルガー症候群の特徴や行動特性を、同じ年の幼い子に理解してもらうのは難しいものです。
また、アスペルガー症候群の子にとっても、気持ちの移り変わりが早い同年代の子どもたちと過ごすのは、表情や動作の意味を理解することが困難なため、ストレスがたまりやすいといえます。
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さらに、興味のあることに没頭しやすいというアスペルガー症候群の特徴が重なり、アスペルガー症候群の子は友達を避けて一人で遊ぶことが多くなりがちです。
集団行動や集団生活はアスペルガーの子にとってストレスのが強い
アスペルガー症候群の子は、一対一の親子関係では自分の居場所がはっきり分かるので、そこまで強いストレスを感じることはありません。
ですが、幼稚園や保育園など、自分と同じ年の子どもの集団の中では、自分のポジションがはっきりしないため不安を感じることがあります。
集団生活や集団行動を求められる状況では、アスペルガー症候群の子は、相手の反応を予測できないため、強いストレスを感じやすい状況になります。
ストレスの強い環境は、アスペルガー症候群の子でなくても誰でもつらいと感じて避けたいと思うものです。
さらに、興味のあることに没頭しやすい特性のため、アスペルガー症候群の子は友達と一緒に遊ばずにひとりでいることが多くなりがちです。
アスペルガーの子は頭の中で何を考えてる?
・自分の立ち位置がわからない
・この環境は苦手だ
・相手がどう反応するかわからない
↓↓↓
一人で遊ぶことが増える
◆この記事は、元東京大学医学部附属病院小児科医長、お茶の水女子大学大学院教授の榊原洋一執筆・監修「ササッとわかるアスペルガー症候群との接し方(講談社)」の内容を元に、当サイト運営事務局の心理カウンセラーが記事編集をしています。
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