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【アスペルガー】コミュニケーションや会話の練習方法は?
アスペルガー症候群の人は、会話や対人コミュニケーションが苦手な傾向があります。
会話をしていても、本題からそれた部分に焦点を合わせてしまい、ミスコミュニケーションになることもよくあります。
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物事の要点をとらえる練習をすることによって克服していきましょう。
アスペルガーは物事の要点をとらえるのが苦手
アスペルガー症候群の子は、物事の本質とは関係ない細部に神経を集中させてしまうことがよくあります。
そのため物事の要点をとらえることが苦手です。
この特有の認知のしかたを克服するのは非常に難しい面もありますが、次の例のようにテレビ番組を使うなど、少しずつ訓練していくとよいでしょう。
アスペルガーのコミュニケーションの練習方法
アスペルガーの子どもがテレビで30分のアニメ番組を観ていたとします。
親や大人は、一緒にこの番組を最後まで観て、終わってから「今日の話はどんな内容だった?」と質問します。
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アスペルガーの子どもは脈絡なく、印象に残った場面の話だけをするかもしれません。
そんなときはすぐに否定せず、「よく見ていたね」と子どもの話を認めます。
そのうえで「話の中心になっていたのはこんなことだったんじゃない?」と示唆を与えます。
この訓練を繰り返して、徐々に物事の要点をつかめるようにしていきましょう。
テレビを使った会話訓練の具体例【アスペルガー】
【子どもと一緒に30分のアニメを観る】
質問「今日の話はどんな内容だった?」
↓
子どもの答え
「主人公の持っていた剣は、手元が緑色だった」
「犬が遠くに走っていった」
↓
受容「そうだったね。よく見ていたね」
↓
示唆「でも、考えてみて。話の中心になっていたのはこんなことだったんじゃないかな」
↓
その日の内容「主題」について考える
アスペルガー症候群の子は、本質とは関係のない細部に神経を集中してしまうことがよくあります。
このような例の訓練を繰り返すことで、物事の要点をつかむ力を身につけていくことが必要です。
◆この記事は、元東京大学医学部附属病院小児科医長、お茶の水女子大学大学院教授の榊原洋一執筆・監修「ササッとわかるアスペルガー症候群との接し方(講談社)」の内容を元に、当サイト運営事務局の心理カウンセラーが記事編集をしています。
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