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スケジュール管理がアスペルガーのパニック対処になる
アスペルガー症候群の特徴として、急な予定変更が苦手な点があります。
予定変更やスケジュールの変更で、パニック状態になってしまうアスペルガー症候群の子もいます。
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アスペルガー症候群のパニック予防、対処方法として、一日のスケジュール表をつくると予測がつき、アスペルガー症候群の子も安心して行動することができます。
予定が分からないとパニックになるアスペルガー症候群
アスペルガー症候群の子どもは、これから起こることの予測がつかないことに不安を感じます。
その不安から、パニック状態におちいってしまうアスペルガー症候群の子もいるほどです。
アスペルガーのパニック予防、対策として、きちんと計画を立て、事前にこれからの行動を確認しておくと、そのストレスを軽減させることができます。
写真やイラスト、カードを活用してスケジュール管理を
例えば、一日のスケジュール表をつくり、冷蔵庫などに張り出しておきます。
・朝は7時に起きて、着替えをすませる。
・朝ご飯を食べて、学校までの道順を確認し、家を出る。
アスペルガー症候群の子どもがとるべき行動を、絵や写真、イラストなどの視覚的なイメージで示したり、言葉で明示したりして、アスペルガー症候群の子を安心させてあげる対応が効果的です。
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担任の教師の協力も必要になることも
学校生活の中では、ときに予定通りにいかないこともあるので、親だけでなく担任の先生など教師の協力も必要になります。
アスペルガー症候群の子の対応として効果的なのは、学校や幼稚園での一日の活動予定を表や図にして掲示し、スケジュール管理をしておくことです。
必要に応じて教師がカードの順序を入れ替えて提示し、子どもの理解を得てスケジュールの変更に対応するとよいでしょう。
予定を示したり、カードを持つようにして理解を助ける
アスペルガー症候群の子どもは、予測がつかないことに対して不安を感じやすい傾向があります。
その日その日の計画を立て、事前にこれからの行動を確認しておくと、そのストレスを軽減させることができます。
スケジュール表をつくって貼っておく
・一日のスケジュール表をつくり、冷蔵庫などに張り出しておく。
・アスペルガー症候群の子がとるべき行動を、イラストなどの視覚的なイメージで示し、言葉でもはっきりと示す。
予測される行動をカードに書いて持たせる
・学校で起こりがちな状況下の行動を、カードに書いて持つようにする。
・学校では教師に協力してもらう。
・スケジュールの変更があったら必要に応じて教師がカードの順序を入れ替えて子どもに示し、理解を助ける。
◆この記事は、元東京大学医学部附属病院小児科医長、お茶の水女子大学大学院教授の榊原洋一執筆・監修「ササッとわかるアスペルガー症候群との接し方(講談社)」の内容を元に、当サイト運営事務局の心理カウンセラーが記事編集をしています。
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