【ADHDの対処法】予定変更にすぐ怒る、パニック状態にも?

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【ADHDの対処法】予定変更にすぐ怒る、パニック状態にも?

スケジュールや予定が急に変更になるなど、周囲の状況が変化すると、急に怒り出したりパニック状態になってしまうADHDの子がいます。

ADHDの対処法として、予定変更やスケジュール変更があるときは、あらかじめ事前に伝えておくことが大切です。

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ADHDの子がすぐ怒る、かんしゃくを起こす原因

予定やスケジュールの変更は、「なにが、いつ、どう変わる」という見通しがもてず、ADHDにはイライラしたりストレスを感じやすい状況です。

ADHDの子は、状況の変化に柔軟に対応できず、怒ったり、「予定通りがいい」と自分勝手な自己主張をしたりして、なかなか変化を受け入れることができません。

急な予定の変更に対して不安な気持ちになったり、イライラしたりして、その結果感情的に怒ったりかんしゃくを起こしてしまうのです。

[例]
遠足の予定が雨で中止になったことを受け入れることができず、「遠足に行きたい」と怒り出す。

ADHDの子が予定変更に怒る理由

・見通しがもてずにイライラする
・前に聞いたことと違う、と受け入れられない
・イライラした感情を抑えることができない
・自分の興味のあることには過剰に集中してしまう

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ADHDの子は変化に対する戸惑いがおさえきれない

急に予定が変更になったり、いつもと違うことを要求されても、多くの子どもはそこまでストレスを感じることなく柔軟に受け入れることができます。

しかし、ADHDの子は「いやだ」という感情をコントロールできず、予定変更が我慢できない場合があります。

予定やスケジュールの変更がある場合は、早めに伝えて、ADHDの子が落ち着いて変更を受け入れるための時間がもてるようにするとよいでしょう。

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ADHDの子は心の準備に時間が必要

ADHDの子が状況の変化を受け入れるには、心の準備が必要です。

最初の予定から変更がある場合は、事前に分かりやすく伝えることが大切です。

例えば、晴れのときと雨のとき、それぞれの行動予定をあらかじめ黒板に書いておけば、みんなが予定を確認しやすくなります。

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予定変更でパニックにならないために

対応例【時間割表をみやすく掲示する】

その日の時間割は黒板に掲示して、いつ、なにをするのか、ひと目でわかるようにしておく。

文字と絵で視覚的にも理解しやすくなる。

取り外しがしやすいようにマグネットシートを利用するとよい。

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ADHDの子の自己主張をおさえるために

対応例【くじに当たったら自己主張をかなえる】

子どもたちが順番にくじを引き、当たった子どもの考え方や意見を取り上げていく。

くじにはずれたら我慢することで、自分の主張がかならず受け入れられるものではないことを学ぶ。

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◆この記事は、東京都杉並区立済美教育センター指導教授、早稲田大学大学院教育学部教職研究科非常勤講師、月森久江先生執筆・監修「ADHD LDがある子どもを育てる本(講談社)」の内容を元に、当サイト運営事務局の心理カウンセラーが記事編集をしています。

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