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ADHDやLD(学習障害)の兄弟げんかは親が原因?[発達障害]
親の意識は手のかかるADHDやLD(学習障害)子に向きがちで、ほかの兄弟との接し方に違いがありすぎて、兄弟たちは嫉妬したりすることもあります。
ADHDやLD(学習障害)なd発達障害の子どもと、兄弟の子どもとも、しっかりと親子でふれあえる機会をつくり、「自分も大切にされている」「愛されている」と実感させる接し方が大切です。
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ADHDやLD(学習障害)など発達障害の子をもつ親の接し方
ADHDやLD(学習障害)の子がいると、親の意識はその子にばかり向いて、他の兄弟との接し方に差ができてしまうのは仕方ないことはあります。
ADHDやLD(学習障害)などの発達障害の子も、その兄弟たちも、それぞれに不満を抱いていることがあります。
ADHD・LDなど発達障害の子の不満
ADHD・LDなど発達障害の子は、他の兄弟に比べて自分は親の期待にこたえられていないダメな存在と感じやすく、自信喪失、自尊心の低下につながりやすくなります。
兄弟の気持ちや不満
ADHDやLD(学習障害)の子の兄弟の子どもたちは、自分も親に甘えたいのに、いつも後回しでかまってもらえない寂しさや、嫉妬を感じている場合があります。
親は子ども全員に愛情を平等に伝えること
ADHDやLD(学習障害)の子に兄弟がいる場合、それぞれの子どもを平等に接するのは現実的には難しいものです。
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ですので、物理的に、時間的に、子どもに対して平等に接するのではなく、「愛情を平等に伝える」ということを親は意識するとよいでしょう。
「みんな大切」という愛情を伝えることで、対応の違いや差について子どもが不満を持つようなことはありません。
親の接し方によって、兄弟間で思いやり助け合う心も育ちます。
「大好き」という思いを、言葉やふれあうことで子どもに伝えることが大切です。
ADHD・LD(学習障害)の子への親の接し方
【○】子供の成長スピードにあわせる
ADHDやLD(学習障害)がある子は、勉強や行動面で、他の子どもよりもゆっくりと成長していいます。ほかのきょうだいと比べるのではなく、その子自身の成長をみながら必要な支援方法を考えましょう。
【×】他の兄弟とくらべる
「お姉ちゃんはできる」など、親がきょうだいを比較に出すのはやめましょう。子どもには否定的に聞こえ、自信をなくしたり、やる気がなくなってしまいます。
他の兄弟への親の接し方
【○】障害名ではなく特性を理解させる
少しずつでいいので、ADHDやLDについて、障害名ではなく、特性を理解してもらるように伝えましょう。夫婦で分担して、子どもがたっぷりと甘えられる時間をつくるようにしましょう。
【×】がまんさせる
「この子は大丈夫」と放置しておくのはよくありません。何か求めてきても後回しばかりの対応だと、「大事にされていない」と感じてしまいます。
◆この記事は、東京都杉並区立済美教育センター指導教授、早稲田大学大学院教育学部教職研究科非常勤講師、月森久江先生執筆・監修「ADHD LDがある子どもを育てる本(講談社)」の内容を元に、当サイト運営事務局の心理カウンセラーが記事編集をしています。
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