【発達障害に多い悩み】授業が分からない、忘れ物が多い、パニックになる

【発達障害に多い悩み】授業が分からない、忘れ物が多い、パニックになる

発達障害の子どもは、まわりの子どもたちと同じようにすることができず、学校生活や友人関係においてもトラブルや悩みごとが多くなる傾向があります。

そこで今回は、発達障害の子どもに多い悩みについて書いてみたいと思います。

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発達障害の子どもに多い悩み

発達障害の子ども、小学生や中学生が抱く悩みの多くは次のようなものがあります。

・先生の話が分からない、授業が理解できない
・忘れ物が多く、叱られることが多い
・友達との接し方が分からず、孤立しやすい
・感情がコントロールできず、パニックをおこしてしまう

①先生の話が分からない、授業が理解できない

発達障害の場合、注意力が散漫で気が散りやすく、集中力が続かないことがあります。また、聴覚認知の機能が弱いことがあり、先生の話が分からないこともあります。

そうしたこともあり、発達障害の子どもの中には、授業が理解できない、学校の成績が悪いという悩みを持つことも多く、さらには勉強に苦手意識を持ち、自信喪失につながるケースもあります。

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②忘れ物が多く、叱られることが多い

発達障害の代表的な特徴のひとつに「忘れ物が多い」ことがあります。特にADHDの場合、注意力や記憶力を司る脳機能に障害があり、忘れっぽい特性がみられることがあります。

ADHDの本人は、自分では努力して気をつけていたとしても、結果的には忘れ物が多くなってしまい、先生や親などまわりの大人から叱られる体験が多くなりがちです。

③友達との接し方が分からず、孤立しやすい

思いついたことをすぐに行動に移してしまう、というのも発達障害の特徴のひとつです。また、人の気持ちを読み取ったり、意見を聞くことが苦手ことも多いです。

人の話を聞かず自分だけ話続けたり、話に割り込んだりすることも多く、「自分勝手」「自己中心的」と思われ、仲間外れにされて孤立してしまうことも少なくありません。

④感情がコントロールできず、パニックをおこしてしまう

自分の思い通りにならないと大声を出したり、騒ぎ出したり、泣いたり、暴れたり、という問題行動も発達障害の子どもによくみられます。

発達障害の場合、自分の感情をコントロールする力が弱く、自分でもどうしていいのかわからなくなり、パニック状態になることも少なくありません。

◆この記事は、お茶の水女子大学大学院教授である榊原洋一先生執筆・監修「図解よくわかる発達障害の子どもたち(ナツメ社)」の内容に基づいて、当サイト運営事務局の心理カウンセラーが記事編集をしています。

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