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最初は無料はウソ?ネトゲ、アプリの高額課金に注意!ネット依存症の経済的負担
ネットゲームやゲームアプリによるお金の問題は、一時期メディアでも多く取り上げられたので、ほとんどの人が知っていることでしょう。
子どもが1ヶ月で100万円以上も使い、請求書がきて親が驚く、といった事例もあります。
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アイテム購入や通信費にお金がかかる
通信費やダウンロード料金のほか、ネットゲームやアプリではアイテムを購入する費用もかかります。
ですが、ゲームでは無料とうたっているため、有料コンテンツが含まれていることを認識しないまま始めてしまう人も少なくありません。
ゲームを優位に進めるためのアイテム欲しさで、親の財布からお金を抜き取る子もいます。
ネットゲーム・アプリの相談
消費者センターには、ネットゲームの無料に関する相談が多く寄せられています。
多い相談内容例
・ネットゲームの無料について
・ゲーム契約者が20歳以下
・ゲーム契約者が小学生
ゲーム配信企業の対応は?
ゲーム配信企業では、アイテムが有料であることを分かりやすく表示すること、としています。
また、未成年ユーザーのゲーム内課金を制限する仕組みをつくりました。
年齢によって、月額5000円まで、または1万円までしか購入できませんが、すでに課金制限のミスのトラブル事例も起きています。
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なぜ高額課金、高額請求になるの?
無料のゲームやアプリからはじめても、徐々に課金に応じるようになります。
お金の現物を手にしないので、どのくらい使ったか、わかりにくいのです。
最初は無料の落とし穴
タダでこんなに面白いゲームができると、得した気分に。
無料の範囲は狭いもの。
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購入・支払い
有料アイテムを使えばキャラクターの攻撃力があがるので、アイテムをそろえて強くなりたい。
【課金の種類】
①アイテム課金(武器、鎧、服など)
②継続コスト(月額使用料、登録料、ダウンロード料金、ギルド所属料)
③その他(サイトへの資金援助)
【支払い方法】
①クレジットカード(番号を入力)
②電子マネー・ウェブマネーの購入(コンビニでID付金権を購入)
③携帯電話使用料金と一緒に引き落とし(ゲームはパソコンだけでなくスマホでも)
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高額請求に
ゲームに費やすお金が多いほど、結果としてゲーム内でのランクも上がる。
「強いね」と賞賛されるとうれしい。
1ヶ月に数十万円、100万円以上の請求がきた例も。
クレジットカードの請求額を親が見て愕然。
子どもが使ったとはじめて知る。
子供部屋に大量のウェブマネーの領収書を見つけたという人も。
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万引き・窃盗
親の財布からお金を抜き取ったり、祖父母のたんす貯金を盗む子も。
盗みは悪いこととわかっているが、ゲームがやめられない。
◆この記事は、独立行政法人国立病院機構 久里浜医療センター院長、精神科医である樋口進先生執筆・監修「ネット依存症のことがよくわかる本(講談社)」の内容に基づいて、当サイト運営事務局の心理カウンセラーが記事編集をしています。
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