家庭崩壊とネット依存症の関係は?リアルよりネット優先に

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家庭崩壊とネット依存症の関係は?リアルよりネット優先に

ネットの世界には自分の分身(アバター)が住んでいます。

ネットの世界の中で、ビジネスに成功して大金持ちになったり、理想的な家庭をつくったり。

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現実世界では叶わない夢も、バーチャルの世界なら空想なので可能です。

リアルよりもネット=バーチャルな世界を優先

ネット上には現実とは別の世界が広がっています。

その世界でアバター(自分の分身)が仕事を持ち、家庭をつくるなど、生活そのものの要素は現実と同じです。

むしろ現実より変化に富んだ生活で、思い通りになる分、ネットの世界=バーチャルの世界で生活することに夢中になっていきます。

家族などの人間関係も同様に、現実の家族よりもネットの加増の方が自分にとっては大切になってしまいます。

現実(リアル)の家庭に起きてくるトラブル

・家庭崩壊
・育児放棄
・虐待
・家庭内暴力
・浮気
・不倫
・離婚

ネットにハマるのは妻だけに限らず、夫の場合も同じように、様々な問題が家族関係に起きてきます。

ネット依存症[本人の体験談]

夫とうまくいかなくなったときネットにハマった女性。

顔も知らない相手と恋人のような会話をして気を紛らわせました。

会いたいと言われ、直接会いましたが、それ以上にはなりませんでした。

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夫に知られ「いい加減にしろ」と怒られましたがネットはやめられず、結局離婚することに。

現実の家族がつまらない

心ここに在らずで、1日24時間ネットの中で生活している妻(母親)の場合。

母親が子どもを巻き込み、親子でスマホにはハマることも多い。

同じ部屋でとなりに座っていてもメールで会話するなど、リアルのコミュニケーションが失われていく。

怒っている夫

家庭をまったくかえりみない妻に夫は覆っている。

家事もせずに夫にも子どもにも無関心。

家族の団らんなど望むべくもない。

話し合いにならない

夫が妻に「やめろ」と言っても聞かないし、イライラして逆にキレる。

とても話にならない。

何も言えず我慢している子ども

子どもは母親に文句も言わずがまんしている。

母親は子どもから何も言われないので、自分を応援してくれている、理解してくれいてると思い込む。

バーチャルの世界だと理想の家族に

ネットの世界の家族は、妻にとって理想的で、現実の家族と付き合うよりずっと楽しい。

イケメンの夫

若くカッコいい夫。高給取りで自分にもやさしい。何があっても怒らず「愛してるよ」と言ってくれる。

若く美しい自分

現実の自分は身だしなみもかまわないのに、ネット上の自分は理想の妻、母親、女性で、料理も上手、家事も完璧。

理想的な子ども

成績優秀、品行方正でイケメンな子ども。

母親の言うこともよく聞く明るくてやさしい息子。

◆この記事は、独立行政法人国立病院機構 久里浜医療センター院長、精神科医である樋口進先生執筆・監修「ネット依存症のことがよくわかる本(講談社)」の内容に基づいて、当サイト運営事務局の心理カウンセラーが記事編集をしています。

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