ADHDやLD(学習障害)の子育ては、親の理解と愛情がポイント

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ADHDやLD(学習障害)の子育ては、親の理解と愛情がポイント

ADHDやLD(学習障害)など、発達障害の子の育て方には、一貫したルールが必要です。

親としてみれば、最低限これくらいのことはできるようになってほしい、という期待があるものですが、あせっても子どもはなかなかうまくできません。

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ルールを決めて、ひとつずつ取り組んでいくことが、発達障害の子どもの成長を促します。

ADHD・LD(学習障害)の子どもを親がしっかり理解する

ADHDやLD(学習障害)など発達障害がある子の特性や症状を無視してしまい、あれこれと次から次へと課題を与えても、子どもは疲れてイヤになってしまいます。

まずは、親が子どものADHD・LD(学習障害)の特性や特徴についてしっかり理解したうえで、一定のルールを決めることから始めましょう。

決めたルールをひとつずつ子どもに守らせていきます。

子どもへの親の理解と愛情が大切

ADHDやLD(学習障害)など発達障害の我が子を「困った子」と思っても、子どもを愛する親の愛情が大切です。

子どもへの対応方法について、テクニックやスキルを学ぶことも大切ですが、あたたかい気持ちで接していくことが重要なのです。

ADHDやLD(学習障害)の子どもの問題行動は、特性や特徴によるものであることを理解しましょう。

決して、親の責任、親のせいではないので、親が自分を責める必要はありません。

子どもをほめることを忘れずに

ADHDやLD(学習障害)の子育てでは、ついつい「できないこと」に意識が向きがちですが、普通ならできて当然なことでも、ADHDやLD(学習障害)の子どもには難しいことが多いのです。

子どもがちゃんとできたときは、「よくできたね」とこまめに褒めることを心がけましょう。

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ADHD・LD(学習障害)の子どもがまだ幼い時期は、障害という言葉を使わず、「こうすればうまくいくよ」「こうすると楽しいね」と、物事に取り組む楽しさを学ばせるように関わりましょう。

子どもをほめるときは、その場ですぐに

子どもを褒めるときは、その場ですぐに褒めることが大切です。

・勉強が終わったらすぐにほめる
・少しでも努力できたらほめる
・親の言うことを聞けたらほめる

本当はもとやって欲しい、と親が期待していても「でもね」「もっと」とは言わずに、子どもをしっかりと褒める子育てを心がけましょう。

ルールをつくり守る

ADHDやLD(学習障害)の子どもが混乱しないように、生活習慣などについて「これだけは守ること」というルールを決める対応が有効です。

つくったルールは親も守るようにします。

だらだらテレビを見たりせず、親が子どもの手本や見本となる行動を示せるように、家庭環境を整えることが必要です。

父親と母親、夫婦間で共通意識を持つ

ADHD・LD(学習障害)の子の育て方について、父親と母親とで対応が変わると子どもが混乱してしまいます。

両親、夫婦の間でよく話し合い、共通の認識を深めておくことが大切です。

決めたルールをあやふやなものにさせないようにしましょう。

勇気を出して担任教師に相談する

ADHDやLD(学習障害)がある子どもにとって、苦手なことを克服していくのは大変なことです。

一度にすべて克服しようとするのではなく、優先順位を決めて、ひとつずつ順番に取り組む方法が現実的です。

何から始めればいいか、優先順位はどうするか、簡単に決めることが難しい場合は、学校の担任の先生とも相談して決めるといいでしょう。

◆この記事は、東京都杉並区立済美教育センター指導教授、早稲田大学大学院教育学部教職研究科非常勤講師、月森久江先生執筆・監修「ADHD LDがある子どもを育てる本(講談社)」の内容を元に、当サイト運営事務局の心理カウンセラーが記事編集をしています。

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