授業中に歩くADHDの子、教師の対処方法・対策はどうすればいい?

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授業中に歩くADHDの子、教師の対処方法・対策はどうすればいい?

小学生や中学生のADHDの子の中には、授業中に席を離れてウロウロと歩き回ったり、急に教室から外へ出て行ったりしてしまう子がいます。

発達障害であるADHDの子を無理やり座らそうとしても、授業中になかなか座っていられません。

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なぜ、ADHDだと授業中にじっとしていられないのか?

授業中にも関わらず、思いついたら我慢できずにすぐに行動に移ったり、落ち着きがなく動き回ったりしてしまうのは、ADHDの代表的な特徴のひとつです。

発達障害のなかでADHD以外にLD(学習障害)の子の場合でも、授業についていけず、勉強が遅れて理解できないことが影響して集中力をなくし、授業中にそわそわ落ち着きがなくなることがあります。

授業中にADHDの子が座っていられない理由

・衝動、多動をおさえられない
・関心を引きたい
・授業内容が理解できない
・授業に興味が持てない

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ADHDの以外の二次的な問題に注意

ADHDの子は、自分でも思い通りに動けないため、授業中に自分の席に座っているいられないで、落ち着きなく歩きまわってしまう傾向があります。

教師や親から何度も厳しく叱られていると「自分はどうせダメ」と自己肯定感が低下し、自信喪失、ひきこもり、不登校などの二次的な問題につながるおそれもあります。

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ADHDの子は身体を動かすと落ちつく

多動は、ADHDの主な症状のひとつです。

長時間、じっとしていることができず、もぞもぞしたり、立ち上がって歩き回ったりすることがあります。

そういうADHDの子を、無理やり多動の行動をおさえつけて座らせても、その後授業に集中して勉強できる状態になるわけではありません。

ADHDの多動症状は、少し身体を動かすことで気持ちが落ち着く場合もあるので、あえて身体を動かす機会・役割などをあたえてみる対応もよいでしょう。

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できたときは、きちんとほめる対応を

ADHDなど発達障害の子に対して「他のこと同じようにできて当然」と考えると、落ち着きなく歩きまわってしまう子は、教師や大人から叱られてばかりでほめられることがありません。

ADHDの子がよい行動をした場合は、その行動をきちんと認めてほめてあげ、「やればできる」という自信を育みましょう。

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授業中に歩き回るADHDの子の対処法

対応例【身体を動かす役割や仕事を与える】

ADHDの子の動きを無理に止めようとするのではなく、用事を頼むことで身体を動かせる機会をつくる。

[例]
・プリントを配ってもらう
・ノートを集める

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落ち着きがないADHDの子への対処方法

対応例【ハンドサインで我慢することを覚えさせる】

ADHDの子の、思いつくと授業中に勝手に発言したり、自分勝手に見える言動に対して、ハンドサインで「今はダメ」などのサインを伝えて気づかせていく。

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◆この記事は、東京都杉並区立済美教育センター指導教授、早稲田大学大学院教育学部教職研究科非常勤講師、月森久江先生執筆・監修「ADHD LDがある子どもを育てる本(講談社)」の内容を元に、当サイト運営事務局の心理カウンセラーが記事編集をしています。

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