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【LD(学習障害)/ADHD】いい教師の対応は「子どもをほめること」
みんなと同じようにできない体験は、LD(学習障害)・ADHDの子どもたちのやる気をそいでしまいます。
学校での「どうせできない」という子どものあきらめを、「できた!」という喜びに変える教師の対応が求められます。
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大人にほめられることが子どもはうれしい
みんなと同じようにできない発達障害の子どもには、環境面での工夫や、弱点を補う練習などの支援が必要です。
同時に、ADHDH・LD(学習障害)の子ども自身の自己評価を高め、やる気を引き出す接し方も大切です。
そのためには、教師はどんな小さなことでもLD・ADHDの子どもの努力を認め、きちんとほめることです。
子どもは、ほめられれば「がんばろう」という意欲がわいてきます。
発達障害の子ども本人の意欲が出るかどうかは、教師などの大人の支援の仕方で変わってきます。
ADHDの子どもに多い問題
【ADHDに多い問題】
・順番が守れない
・授業に集中できない
・先生の話を静かに聞けない
↓↓↓
【ADHDの問題の背景】
・やりたいと思うと止まらない
・いろいろな事に気が散る
・話に集中できない
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LD(学習障害)の子どもに多い問題
【LD(学習問題)に多い問題】
・計算が苦手
・ノートの書き取りができない
・先生の話を静かに聞けない
↓↓↓
【LD(学習障害)の問題の背景】
・数という概念がよく分からない
・字が思い出せない
・長い言葉が聞きとれない
LD(学習障害)・ADHDの子どもをただ叱るのはよくない
小学校や中学校などで、教師が「それはダメ」「真面目にやりなさい」と叱っても、LD(学習障害)・ADHDの子どもはいったいどうすればよいのかわかりません。
叱ったり、責めたりする対応だけでは、子どものやる気をそぎ、投げやりな気持ちにさせてしまいます。
問題の解決を急ぐのではなく、子どもの様子を観察して、どこでつまずいているのか、なぜつまずくのか、その原因を理解します。
問題の背景を知っているかどうかで、子どもへの接し方が変わり、子どもの成長に差が出てきます。
問題の原因への対応を
LD(学習障害)・ADHDの子どもたちにとって、実際に問題になっていることだけに注目するのではなく、なぜ、そのような問題が起きてくるのか、その背景を探ることで、適切な支援のポイントがみえてきます。
問題のあらわれ方は同じように見えても、問題を起こしている原因によって、支援の方法は違ってきます。
それぞれの子どもの特性に合わせた手がかりを探っていきます。
子どもに合った支援方法や対応方法をみつけることが大切になります。
◆この記事は、東京都杉並区立済美教育センター指導教授、早稲田大学大学院教育学部教職研究科非常勤講師、月森久江先生執筆・監修「ADHD LDがある子どもを育てる本(講談社)」の内容を元に、当サイト運営事務局の心理カウンセラーが記事編集をしています。
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