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彼女が境界性人格障害!恋愛関係での対応や接し方
好きになった女性や付き合っている彼女が境界性人格障害だった、というケースは実はそこまで珍しいことではありません。
というのも、境界性人格障害は、女性の人数の方が男性よりも約4倍多いといわれる病気だからです。
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彼女が境界性人格障害の場合や、好きな女性が境界性人格障害といったケースで、どのような接し方や対応がポイントになるのか、調べてみたのでシェアしたいと思います。
境界性人格障害の彼女との恋愛関係において
彼女や好きな女性が境界性人格障害だった場合、ケンカをするとすぐに「もう別れる!」と言い出したり、ちょっとした出来事でも彼女が急に怒り出したり、気持ちが激しく動きやすい、という傾向が多いようです。
そもそも、境界性人格障害の人は、否定されることや拒絶されることに対して、とても強い不安を心に抱えています。
ささいな言葉やちょっとした出来事が、彼女の不安を刺激してしまい「もう私のこと嫌いになったの」「大嫌い!」「別れる」と大げさな反応になりがちなのです。
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境界性人格障害の彼女との恋愛では安心感がポイント
境界性人格障害の彼女や好きな女性との恋愛では、まず大切なのは「彼女に安心感を与えること」になります。
境界性人格障害の彼女は、子供の頃などに、親から捨てられる体験や自己否定される経験があり、それが原因で心の傷=トラウマを抱えているケースが多く見られます。
また、どんな心の傷=トラウマなのか、彼女自身は自分では自覚できていなかったりすることも多いようです。
そうしたこともあり、境界性人格障害の彼女は「自分の考えや意見が否定される」「見捨てられるのでは?」などの不安感が高まりやすいので、恋愛関係においては、まず十分に安心感を与える接し方が大切です。
いつも同じスタンスで、彼女に向き合う姿勢を見せる対応が、境界性人格障害の人との恋愛をスムーズにするようです。
具体的には、彼女のことに関心を持つこと、彼女の考えや気持ちに共感すること、自分の考えや価値観を押しつけないこと、になります。
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境界性人格障害の恋愛関係の3つの安心感
彼女が境界性人格障害の場合、次の3つの安心感を彼女に感じてもらえるような接し方を心がけるとよいでしょう。
①うまくいかないときも、支えてくれるという安心感
②悪い自分も受け止めてくれる、という安心感
③考えや価値観が違っても聴いてもらえるとい安心感
恋人の態度がどんなときも変わらないことが、境界性人格障害の彼女にとっては何よりの支えになるのです。
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境界性人格障害の彼女とケンカしてしまったときの対応例
「ちょっと話を整理してみようか」とひと呼吸おいて問題を振り返る。
「ちょっと頭を冷やしてくる」と言って、その場をいったん離れる。
「感情的になってごめん」と、先に謝る。
悪い面や本音を言ってくれたときの対応例
「よく言ってくれたね」と評価する。
「そんな風に感じていたんだ。話してくれてよかった」
「一人で抱えているより、話してくれた方がずっといいよ」
彼女に自分の考えや価値観を押しつけない対応例
「君はどうしたい?」
「これはあくまで僕の考えだから」
「見当違いかもしれないけど、○○してみたらどうかなと思って」
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◆この記事は、市橋クリニック院長、精神保健指定医の市橋秀夫先生執筆・監修「パーソナリティ障害のことがよくわかる本(講談社)」の内容に基づいて、当サイト運営事務局の心理カウンセラーが記事編集をしています。
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